IE9ピン留め
「永遠の僕たち」
 2011年/アメリカ
 監督/ガス・ヴァン・サント
 出演/ヘンリー・ホッパー
     ミア・ワシコウスカ
     加瀬 亮

 ずっと観たかった作品。ようやく観賞できました。

 交通事故で両親を失い、自らも臨死体験をしたしたイーノック(ヘンリー・ホッパー)。彼は他人の葬式に参加してまわるという趣味を持っていたが、ある日ガンで余命3カ月のアナベル(ミア・ワシコウスカ)と出逢う。そんな二人をイーノックにしか見えない、特攻隊で命を落としたヒロシ(加瀬亮)が見守るのだった・・・というストーリー。

 「死」をテーマにしながら決して重ぐるしくなく、透明感あふれる作品。主人公の2人がピュアで美しい。さすがガス・ヴァン・サントと思える繊細さ。

 イーノックを演じたのはあのデニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー。端正な顔立ちで、デニスも若い頃はこんなだったかなあ?と思う。アナベルを演じたのは「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ。彼女が白くて儚げで、アナベルにピッタリだった。この美男美女カップルがこの作品の透明性をさらに際立たせたのは間違いない。
 そして、ヒロシを演じた加瀬亮。朴訥ながらも誠実さが感じられた。そして「お国のため」と言いつつも、愛する人に想いを残して死んでいった彼が切ない。作品中では深く語られないけれど、ヒロシの愛する人は長崎にいたようで、そこに原爆が投下されたことを考えると・・・なおさら、切ない。

 死と、愛する人と正面から向き合ったイーノックは、アナベルを失った後も前向きに生きていけるのではないか。魂は、愛した想いは永遠なのだから。そんなことを思わせるラストのイーノックの微笑みでした。

(シネマライズ)

# by mayumi-68 | 2012-01-27 19:20 | ア行 | Trackback | Comments(0)
「ジュリエットからの手紙」
 2010年/アメリカ
 監督/ゲイリー・ウィニック
 出演/アマンダ・セイフライド
     クリストファー・イーガン
     ヴァネッサ・レッドクレーヴ

 あら素敵。こういうお話好きだな。

 記者死亡のソフィ(アマンダ・セイフライド)は婚約者のヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)とイタリアへ旅行に出かける。仕事で忙しいヴィクターと別行動をとったソフィは、「ジュリエットの家」に残されたジュリエットへのメッセージへ返事を書いている”ジュリエットの秘書”達と出逢う。50年前の手紙を見つけたソフィは返事を書くが、数日後、その手紙の主のクレア(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)と孫のチャーリー(クリストファー・イーガン)が訪ねてくる。3人は、クレアの50年間の恋人・ロレンツォを捜す旅に出る・・・というストーリー。

 なんか、癒されるお話でしたね。好きなんですよ。こういう悪い人が1人も出てこないお話って。皆が温かくてホッとする。

 最初は犬猿の仲だったソフィとチャーリーが次第に惹かれあっていくのはお約束って感じだけれど(笑)、最後の方のスレ違い&誤解はなかなかヤキモキさせてくれました。

 ところで、肝心のロレンツォですが、演じたのはフランコ・ネロ。なんと!クレア役のヴァネッサ・レッドグレーヴとの間に子供がいるんですってね!結婚したのは2006年で最近だけれど、息子さんは1969年生まれ。それまでにいろいろあったんだろうな~。そして、この作品のクレアとロレンツォみたいに再び寄り添った、という感じですね。

 イタリアの美しい風景とのんびりとした時間の流れ方。お気に入りの作品ですね。

(DVD)

# by mayumi-68 | 2012-01-22 14:30 | サ行 | Trackback | Comments(0)
「トニー・ローム/殺しの追跡」
 1967年/アメリカ
 監督/ゴードン・ダグラス
 出演/フランク・シナトラ
     リチャード・コンテ
     ジーナ・ローランズ

 フランク・シナトラ主演の探偵もの。

 私立探偵のトニー・ロームはホテルで泥酔した富豪の娘を家へと送り届ける仕事を請け負う。しかしそれからというもの、彼の周囲で不穏な動きが始まる。どうやら娘が持っていたブローチが原因らしいが・・・というストーリー。

 うーん。微妙。そんなに面白くなかったかな・・・。ただ、シナトラはいちいちカッコイイ絵が撮れてる(笑)。シナトラ、もうちょっと背が高ければな~。

 ちなみに、ジーナ・ローランズが出ていたらしいんだけれど、全く気付かなかったわ!依頼人の富豪の奥さん役かな?

 それにしても、トニー・ロームの行く先々で死体が転がるので(6人ぐらい死んだかな・・・)、副題は合ってますね。あとは渋いシナトラを堪能する作品でしたね。

(DVD)

# by mayumi-68 | 2012-01-21 16:30 | タ行 | Trackback | Comments(0)
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」
 2011年/アメリカ
 監督/ブラッド・バード
 出演/トム・クルーズ
     ジェレミー・レナー
     サイモン・ペッグ

 今年劇場での1本目はやっぱりコレ!華やかな大作なのがいいですね。スクリーンで観るべき作品です。

 ロシアのクレムリン爆破事件の容疑をかけられたイーサン・ハント。アメリカ政府はゴースト・プロトコルを発令し、イーサンと仲間達はアメリカ政府からの支援を受けられなくなる。イーサン達は、核による恐怖から世界を救うため、ドバイへと赴く・・・というストーリー。

 やっぱりトムはカッコイイ!一時期はもうトムじゃ客は呼べない、ジェレミー・レナーを主演にすべきだなんて言われたこともあったけれど・・・スターオーラが全然違う!トムなしではありえないわ!

 今回はジェレミー・レナー以外でもお笑い担当でサイモン・ペッグが登場。あと犯人役はどこかで見たような・・・と思ったら「ミレニアム」シリーズのミカエルでした。

 それにしてもトムって今年50歳になるんだよね。いや~驚くほど若いわ。アクションもできる限り自分でやってるらしいしね。体張ってるなあ。高層ビルのシーン、凄かったなぁ~。

 やっぱりこういうアクション大作は文句ナシに楽しいですね。面白かったです。

(TOHOシネマズららぽーと横浜)

# by mayumi-68 | 2012-01-19 20:35 | マ行 | Trackback | Comments(0)
「ジャガーノート」
 1974年/イギリス
 監督/リチャード・レスター
 出演/リチャード・ハリス
     オマー・シャリフ

 2012年1本目の作品です。舞台は豪華客船。イタリアでの事故と少し重なりますね。でもこの作品の船長は客より先に逃げたりしないけどね。

 ”ジャガーノート”と名乗る男から、豪華客船ブリタニック号に爆弾を仕掛けたという脅迫電話が届く。警察は犯人を絞り込むが、なかなか特定できない。そんな中、ファロンを中心とする爆弾処理班が嵐の中、船に到着する…というストーリー。



(以下思いっきりネタバレあり)



 テンポ良くて面白かったです。キャストも渋いですね。主人公ファロンをリチャード・ハリス。船長がオマー・シャリフ。そしてロンドンで犯人を捜す刑事がアンソニー・ホプキンス。

 パイプをくわえ、余裕綽々だったファロンが、大切な部下のチャーリーを失ったことで、初めて見せる絶望の表情。それでも立ち向かい、爆弾の作りをみて犯人を特定するプロ意識。爆弾を処理していくシーンはハラハラします。
 ラストの「青か赤か」。警察に捕まった犯人(ファロンの元上司)は「青」と答えるけれど、ファロンは赤を選択する。ここが一番の見どころでドキドキしましたね。何でファロンは赤を選んだんだろう?彼にすべてを教えてくれた人だったのにね…。「ファロン イズ チャンピオン!」の歌声は犯人にも聞こえたでしょうね。そうね。まさしくファロンがチャンピオンでした。

 (DVD)

# by mayumi-68 | 2012-01-16 23:37 | サ行 | Trackback | Comments(0)
映画とは関係ありませんが…
 


 今朝の5時頃、愛犬・メルが虹の橋へと旅立ちました。
 とても悲しいけれど、苦しみから解放されて良かったね、とも思います。
 メルがうちの子で本当に良かった。うちに来てくれてありがとう。
 8年と10カ月、楽しかった。
 虹の橋で待っていてね。

# by mayumi-68 | 2012-01-11 15:14 | 映画雑記 | Trackback | Comments(6)
2011年に観た映画
 今年ももう終わりですね。早かった。そして、いろいろあった年でもありました。
 今年観た映画は143本。そのうち劇場で観た作品は58本。少なっ!
 第一の原因はやはり東日本大震災。最寄りの映画館が崩壊してしまい、再開までにしばらく時間がかかったこと、そして帰宅難民になったトラウマが少なからずあり、都内でのんびり映画を観ていてまた家に帰れなくなったら・・・なんて考えてしまい、次第に映画館から足が遠のいてしまったんですよねえ・・・。
 で、そろそろ映画を観る本数を増やそうか、と思っていたところ、突発性難聴になり、お医者さんから「なるべく安静にしているように!本当は本を読んでもダメです」と言い渡され、その後ひいた風邪が長引き、そして愛犬の病気発覚・・・と、正直映画どころではないトラブルが続きました。映画って、心身ともに余裕があってこそ観られる娯楽なんだなと思いました。

 そんなこんなで、非常に少ない劇場鑑賞映画からのベスト10です。

1位 「アンストッパブル」
2位 「クレアモントホテル」
3位 「ソウル・キッチン」
4位 「英国王のスピーチ」
5位 「ザ・ファイター」
6位 「キック・アス」
7位 「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
8位 「ザ・ライト -エクソシストの真実-」
9位 「レッド・バロン」
10位 「ザ・タウン」

 ・・・まとまりないなあ(笑)。
 1位の作品は、実は鑑賞中に「これ、今年の1位だな」と思ったんですよ。観たの1月だったのにも関わらず(笑)。こういう勢いのある作品って好きなんですよねー。
 2位、3位はミニシアターらしいほのぼの系。
 4位、5位はアカデミー賞関連ですね。
 6位はこういうのもありかな、と。こういうちょっとしたおバカ映画好きなんですよ。
 7位、8位はエンタメ系。これをベスト10に挙げる人はあまりいないんじゃないでしょうか(笑)。私は面白かったんですよ。
 9位はなんだかレトロな雰囲気で、俳優陣も良かったので。
 10位はベン・アフレックの監督としての才能を感じたので。

 本当はもっといろいろ観たい作品があったのですが、観に行けず・・・というのが多かったです。特に10月以降に公開された映画はほとんど観に行けてませんね。

 来年はもうちょっと観に行きたいですね・・・。

 皆さま、今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
 良いお年を。
# by mayumi-68 | 2011-12-31 00:43 | 映画雑記 | Trackback(13) | Comments(10)
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
 2011年/イギリス、アメリカ
 監督/デヴィッド・イェーツ
 出演/ダニエル・ラドクリフ
     エマ・ワトソン
     ルパート・グリント

 いよいよ最終作となった人気シリーズ。・・・なんだかね、もう惰性で観続けたとしか言いようがないわ。1作目はあんなに楽しくてワクワクしたのに、どんどん話の内容が暗くなるんだもん。作者の根が暗いとしか思えない。人が死にすぎだもの。児童文学じゃないよ。

 あと、ストーリーを詰め込みすぎて、駆け足になっちゃてる感が否めない。スネイプとか双子の片割れなどの主要キャストの死があっさりと描かれていて「泣きどころなのに・・・」と思ってしまった。

 ホグワーツを守ろうとする先生達は良かったなあ。特にマクゴナル先生!ハリーを守るところなど、キリッとしててカッコ良かった。その後、兵士を動かして「この魔法使ってみたかったの♪」と言うあたり、緊迫した中でのちょっとしたユーモアが微笑ましかった。マクゴナル先生は第1話から学校の”良心”であり続けたからね。

 あとはジニー。彼女はねえ・・・ハリーの相手役になるには、やっぱりなんだか地味なんだよね。私は不思議ちゃんのルーナの方がよっぽどハリーにお似合いだと思ったんだけれど。

 そして19年後。ダニエル・ラドクリフのハマリっぷりにウケた。なんであんなに老け役違和感ないんだ!ルパート・グリントも良かった。エマ・ワトソンは若すぎて、子供の学芸会のお母さん役みたいになっちゃってたけど(笑)。

 まあ、なにはともあれ、長いシリーズ、キャストの皆さんお疲れ様でした。

(DVD)

# by mayumi-68 | 2011-12-24 15:30 | ハ行 | Trackback(1) | Comments(0)
「50/50」
 2011年/アメリカ
 監督/ジョナサン・レヴィン 
 出演/ジョセフ・ゴードン=レヴィット
     セス・ローゲン
     アナ・ケンドリック

 ただいま人気上昇中のジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演を務めた作品。

 ラジオ局で働くアダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は癌を患い、5年の生存率は50%と宣告されてしまう。冷静でいようとするアダムだったが、周りの人々が様々な反応を見せる・・・というストーリー。

 癌の告知って、言われた人にしか気持ちはわからないだろうなあ、と思う。突然自分の命の期限を突きつけられて、冷静でいられる人なんているだろうか。ましてやアダムはまだ若く、「死」などは程遠い存在だったのに。
 
 周りの人は彼に気を使う。しかし唯一変わらずにいてくれるのは悪友のカイル。終盤、アダムはそんなカイルの前で思いの丈をブチまけるんだけれど、彼の前だからこそ、素の自分をさらけ出せたんだと思う。死への恐怖、何故自分がという想い。そしてアダムはカイルの家で、ある本を見つける。それは、アダムの前では見せなかったカイルの本当の優しさ。友情。あれはちょっとジーンとしたなあ。

 話は逸れますが、我が家の愛犬が先日、癌で余命わずかと言われました。獣医さんから告知された時、私は頭の中が真っ白になりました。まだ8歳であること、まさか癌に侵されているとは思わなかったということ・・・人間と犬では違うかもしれませんが、この作品のアダムとシンクロしてしまいました。冷静に努めようとしても、時折涙が止まらないことがあり、告知以来、自分の胸にズン、と重いものを置かれたような気分です。愛犬には少しでも長く、穏やかに生きてほしいです。

(TOHOシネマズららぽーと横浜)

# by mayumi-68 | 2011-12-12 11:50 | ハ行 | Trackback | Comments(3)
「リセット」
 2010年/アメリカ
 監督/ブラッド・アンダーソン
 出演/ヘイデン・クリステンセン
     タンディ・ニュートン

 発想は面白いんだけどね。大風呂敷を広げて、広げっぱなしというのはいかがなものか。監督は「マシニスト」のブラッド・アンダーソン。あの作品は演出云々より、クリスチャン・ベールの鬼気迫る激痩せぶりしか覚えてないわ。

 テレビレポーターのルークはある朝目覚めると、街に誰もいないことに気付く。そして、暗闇に人が消えていくことを知る。彼は生き残った少年ジェイムス、我が子を探し求めるローズマリー、映写技師のポールに出逢うが・・・というストーリー。

 作品を観終わった人は誰もが思うでしょう。「解決しないのかよ!」と。
 あの”闇”は一体何なのか、何故4人が残されたのか、ポールが戻ってこられたのはどうしてなのか・・・全て謎のままで終わる。監督!ちょっと出て来い!と怒鳴りたい気分。観る側にここまで投げっぱなしっていうのは酷いなあ。うごめく闇の存在とかが怖さを引き立たせて秀逸だっただけに、このラストは残念だわ・・・。
 ホント、一回リセットしてもう一度ストーリーを練り直した方が・・・と思ってしまったわ。

(DVD)

# by mayumi-68 | 2011-12-11 15:20 | ラ・ワ行 | Trackback | Comments(0)
< 前のページ 次のページ >