2008年 11月 20日
「かけひきは、恋のはじまり」 |
2008年/アメリカ
監督/ジョージ・クルーニー
出演/ジョージ・クルーニー
レニー・ゼルウィガー
楽しかったです。クラシック映画ファンとして、「ジョージ・クルーニー、ありがとう!」と言いたくなるような作品。
1920年代のアメリカ。まだアメフトはプロの人気が確率されておらず、選手達には苦しい時代。しかし、大学アメフトには人気選手カーターがいた。彼は戦争の英雄でもあり、その人気に目をつけたベテラン選手のドッジ(ジョージ・クルーニー)は彼を自分のチームに加入させることに成功する。しかし、カーターの戦争時の英雄行動が実は誇張されているという情報を得て、美人で切れ者の記者レクシー(レニー・ゼルウィガー)が接近してくる・・・というストーリー。
ジョージ・クルーニーのクラシック映画へのオマージュが十分に感じられました。1930~50年代の黄金期。鑑賞中に様々な映画・俳優達を思い浮かべました。例えば、昔だったらドッジ役はクラーク・ゲイブルだな、とか特ダネを狙う女記者には「オペラハット」を重ね合わせてジーン・アーサーかな?クローデット・コルベールやバーバラ・スタンウィックもいいかも、とか。敵味方入り乱れての酒場での大乱闘は、ジョン・ウェインの映画を思い出したり・・・ホント、嬉しくなりました。まあ、難を言えば、ゼルウィガーが美人とはちょっと違う・・・ということぐらいで。でも彼女はコメディ演技うまいし、クルーニーとの息もピッタリ。そういや、この二人って昔つきあってなかったっけ・・・。よく共演したなあ。
あと、特筆すべきは、ジョージ・クルーニーがすごく素敵!男の色気が出てますね。あの時代ならではのクラシカルな雰囲気に見事にハマってました。
最近の派手で過激な映画やアート志向の強い映画を見慣れている人には退屈かもしれません。でも、クラシック映画を愛する者としては、この”古き良き時代の映画”が最高に楽しかったです!
なお、アメフトの作戦名で使われた”ヨーク軍曹”はアメリカでは有名な戦争の英雄。一人で大勢の敵兵を降伏させたと言われています。ちなみにゲイリー・クーパーが「ヨーク軍曹」という映画で主演男優賞を獲ってます。DVD化されてますので、興味ある方は是非。
(追記)
この映画を観た人達のブログ記事を読んでみると、皆さん評価低いんですよねー。「退屈」とか「オチがすぐわかる」とか。ただ、わかってもらいたいのは、この作品はクラシック映画へのオマージュであるということ。それこそ、フランク・キャプラやエルンスト・ルビッチ、ハワード・ホークスといったあの時代の監督達への。それを知らないと、確かに退屈かもしれませんね。ただ、あまりに酷評している記事があると、ジョージ・クルーニーを擁護したくもなります。クラシック映画好きな人達の評価だったら、もっと高いと思うんですけどねえ・・・。
(TOHOシネマズららぽーと横浜)
監督/ジョージ・クルーニー
出演/ジョージ・クルーニー
レニー・ゼルウィガー
楽しかったです。クラシック映画ファンとして、「ジョージ・クルーニー、ありがとう!」と言いたくなるような作品。
1920年代のアメリカ。まだアメフトはプロの人気が確率されておらず、選手達には苦しい時代。しかし、大学アメフトには人気選手カーターがいた。彼は戦争の英雄でもあり、その人気に目をつけたベテラン選手のドッジ(ジョージ・クルーニー)は彼を自分のチームに加入させることに成功する。しかし、カーターの戦争時の英雄行動が実は誇張されているという情報を得て、美人で切れ者の記者レクシー(レニー・ゼルウィガー)が接近してくる・・・というストーリー。
ジョージ・クルーニーのクラシック映画へのオマージュが十分に感じられました。1930~50年代の黄金期。鑑賞中に様々な映画・俳優達を思い浮かべました。例えば、昔だったらドッジ役はクラーク・ゲイブルだな、とか特ダネを狙う女記者には「オペラハット」を重ね合わせてジーン・アーサーかな?クローデット・コルベールやバーバラ・スタンウィックもいいかも、とか。敵味方入り乱れての酒場での大乱闘は、ジョン・ウェインの映画を思い出したり・・・ホント、嬉しくなりました。まあ、難を言えば、ゼルウィガーが美人とはちょっと違う・・・ということぐらいで。でも彼女はコメディ演技うまいし、クルーニーとの息もピッタリ。そういや、この二人って昔つきあってなかったっけ・・・。よく共演したなあ。
あと、特筆すべきは、ジョージ・クルーニーがすごく素敵!男の色気が出てますね。あの時代ならではのクラシカルな雰囲気に見事にハマってました。
最近の派手で過激な映画やアート志向の強い映画を見慣れている人には退屈かもしれません。でも、クラシック映画を愛する者としては、この”古き良き時代の映画”が最高に楽しかったです!
なお、アメフトの作戦名で使われた”ヨーク軍曹”はアメリカでは有名な戦争の英雄。一人で大勢の敵兵を降伏させたと言われています。ちなみにゲイリー・クーパーが「ヨーク軍曹」という映画で主演男優賞を獲ってます。DVD化されてますので、興味ある方は是非。
(追記)
この映画を観た人達のブログ記事を読んでみると、皆さん評価低いんですよねー。「退屈」とか「オチがすぐわかる」とか。ただ、わかってもらいたいのは、この作品はクラシック映画へのオマージュであるということ。それこそ、フランク・キャプラやエルンスト・ルビッチ、ハワード・ホークスといったあの時代の監督達への。それを知らないと、確かに退屈かもしれませんね。ただ、あまりに酷評している記事があると、ジョージ・クルーニーを擁護したくもなります。クラシック映画好きな人達の評価だったら、もっと高いと思うんですけどねえ・・・。
(TOHOシネマズららぽーと横浜)
by mayumi-68
| 2008-11-20 15:30
| カ行