2008年 12月 13日
「サヨナラ」 |
1957年/アメリカ
監督/ジョシュア・ローガン
出演/マーロン・ブランド
高 美似子
レッド・バトンズ
ナンシー・梅木
日本を舞台にした映画ってトンデモ作品が多いのだけれど・・・まあ、これは許容範囲かな。マーロン・ブランド主演ってことでかなり大目に見てるけど(笑)、でも日本を貶めている作品ではないので。そういう作品だったらブランドは出演しなかったと思うし。彼はかなりの日本びいきで、来日した際長々と日本語でスピーチしたほど。もちろん、ローマ字のカンペつきですが、発音に気を使い、アメリカの日本大使館に行って日本語の発音の練習までしたんだとか。今までここまでしたハリウッド俳優がいただろうか・・・。ブランド、意外な程イイ人だ(笑)。
ちなみにブランドは日本を舞台にした作品にもう一本出ている。それは「八月十五夜の茶屋」という作品で、なんと日本人役!結構日本人メイクが凝っていて笑える。しかし今となってはこの作品観ることができなくて残念。この作品で共演したのは京マチ子。非白人女性が大好き!なブランドは彼女を口説きまくったそうだけれど、英語がわからない京マチ子はニッコリ笑うだけ。通訳の人もさすがに口説き文句までは訳さず、ブランドは振られたそうだ(笑)。これに懲りたブランドは「サヨナラ」では英語がうまいアメリカ在住の日本人、高美似子を相手役に選んだ。この段階で口説くつもりだな、とわかってしまうところがおかしい。どうなったかは知らないけど・・・この頃のブランドはカッコイイからね。私だったらOKだな!(←何が)
朝鮮戦争の空軍の英雄ロイド・グルーヴァー少尉(マーロン・ブランド)は日本での勤務を命じられる。部下のケリー(レッド・バトンズ)は日本女性のかつみ(ナンシー梅木)と恋に落ち、結婚する。婚約者のアイリーン(パトリシア・オーウェンズ)とうまくいかないロイドはある日、松林歌劇団のトップスターはなおぎ(高美似子)に一目惚れするが、米軍人と日本女性の結婚が禁じられてしまう・・・というストーリー。
この作品でレッド・バトンズとナンシー梅木はアカデミー助演男女優賞を獲得。正直、ナンシー梅木の演技がそんなに良かったとは思えないんだけど・・・日米親善の意味でもあったのかなあ。
ストーリーはラスト、ロイドとはなおぎは別れる、という悲恋ものだったらしんだけれど、それだと人種差別では?と感じたブランドがハッピーエンドにしてくれと頼んだんだとか。人種差別問題には敏感だったブランドらしいエピソード。
はなおぎ役の高美似子は綺麗な人。この人、この作品以外にも何かに出てるのかなあ。優美でたおやか。それに引き換え、ナンシー梅木・・・正直言って酷すぎる(爆)。もちろん、彼女演じるかつみは控えめで、優しくて・・・可愛らしいんですけどね。もうちょっと綺麗な人を使ってほしかったわ・・・。
あと、驚きなのが、歌舞伎役者ナカムラを演じたリカルド・モンタルバン。外国人が歌舞伎役者の役かよ!って思うのだけれど、これがなかなか妙にハマっていておかしい。
そして、マーロン・ブランド。空軍の制服姿が素敵です!浴衣なんかも着ちゃってます。日本家屋に溶け込むブランドもまた良し(笑)。障子の梁のところに何度も頭をぶつけたりするお茶目なシーンもあり。楽しんで撮影してるな~という感じ。
思ったほど日本を誤解している作品ではないし(でも日本女性に対する妄想はあると思うが)、ブランドファンなら観て損はない作品ですね。私は面白かったです!
(DVD)
監督/ジョシュア・ローガン
出演/マーロン・ブランド
高 美似子
レッド・バトンズ
ナンシー・梅木
日本を舞台にした映画ってトンデモ作品が多いのだけれど・・・まあ、これは許容範囲かな。マーロン・ブランド主演ってことでかなり大目に見てるけど(笑)、でも日本を貶めている作品ではないので。そういう作品だったらブランドは出演しなかったと思うし。彼はかなりの日本びいきで、来日した際長々と日本語でスピーチしたほど。もちろん、ローマ字のカンペつきですが、発音に気を使い、アメリカの日本大使館に行って日本語の発音の練習までしたんだとか。今までここまでしたハリウッド俳優がいただろうか・・・。ブランド、意外な程イイ人だ(笑)。
ちなみにブランドは日本を舞台にした作品にもう一本出ている。それは「八月十五夜の茶屋」という作品で、なんと日本人役!結構日本人メイクが凝っていて笑える。しかし今となってはこの作品観ることができなくて残念。この作品で共演したのは京マチ子。非白人女性が大好き!なブランドは彼女を口説きまくったそうだけれど、英語がわからない京マチ子はニッコリ笑うだけ。通訳の人もさすがに口説き文句までは訳さず、ブランドは振られたそうだ(笑)。これに懲りたブランドは「サヨナラ」では英語がうまいアメリカ在住の日本人、高美似子を相手役に選んだ。この段階で口説くつもりだな、とわかってしまうところがおかしい。どうなったかは知らないけど・・・この頃のブランドはカッコイイからね。私だったらOKだな!(←何が)
朝鮮戦争の空軍の英雄ロイド・グルーヴァー少尉(マーロン・ブランド)は日本での勤務を命じられる。部下のケリー(レッド・バトンズ)は日本女性のかつみ(ナンシー梅木)と恋に落ち、結婚する。婚約者のアイリーン(パトリシア・オーウェンズ)とうまくいかないロイドはある日、松林歌劇団のトップスターはなおぎ(高美似子)に一目惚れするが、米軍人と日本女性の結婚が禁じられてしまう・・・というストーリー。
この作品でレッド・バトンズとナンシー梅木はアカデミー助演男女優賞を獲得。正直、ナンシー梅木の演技がそんなに良かったとは思えないんだけど・・・日米親善の意味でもあったのかなあ。
ストーリーはラスト、ロイドとはなおぎは別れる、という悲恋ものだったらしんだけれど、それだと人種差別では?と感じたブランドがハッピーエンドにしてくれと頼んだんだとか。人種差別問題には敏感だったブランドらしいエピソード。
はなおぎ役の高美似子は綺麗な人。この人、この作品以外にも何かに出てるのかなあ。優美でたおやか。それに引き換え、ナンシー梅木・・・正直言って酷すぎる(爆)。もちろん、彼女演じるかつみは控えめで、優しくて・・・可愛らしいんですけどね。もうちょっと綺麗な人を使ってほしかったわ・・・。
あと、驚きなのが、歌舞伎役者ナカムラを演じたリカルド・モンタルバン。外国人が歌舞伎役者の役かよ!って思うのだけれど、これがなかなか妙にハマっていておかしい。
そして、マーロン・ブランド。空軍の制服姿が素敵です!浴衣なんかも着ちゃってます。日本家屋に溶け込むブランドもまた良し(笑)。障子の梁のところに何度も頭をぶつけたりするお茶目なシーンもあり。楽しんで撮影してるな~という感じ。
思ったほど日本を誤解している作品ではないし(でも日本女性に対する妄想はあると思うが)、ブランドファンなら観て損はない作品ですね。私は面白かったです!
(DVD)
by mayumi-68
| 2008-12-13 13:30
| サ行