2009年 02月 14日
「ミシシッピー・バーニング」 |
1988年/アメリカ
監督/アラン・パーカー
出演/ジーン・ハックマン
ウィレム・デフォー
フランシス・マクドーマンド
1964年、行方不明になった三人の公民権運動家の捜査のためミシシッピーにやって来た二人のFBI捜査官。人種差別が色濃く残る町で、二人は捜査を開始するが皆が口を閉ざすため、難航する。そんな二人をよそ目に、KKKは黒人を襲撃する・・・というストーリー。
社会派サスペンスで、見ながらイライラしたり、ドキドキしたり。この映画が作られた時は20年後に黒人の大統領が誕生するなんて思いもしなかっただろうなあ。でもオバマ大統領の警護は今まで以上に大変だと思う。オバマ大統領の支持率は高いけれど、心の中で面白くないと思っている人間は必ずいると思うし。それだけ、人種差別問題は根深いということ。
ホワイトとカラードに分かれた水飲み場。レストランの席。黒人を「ニガー」と呼ぶ保安官・・・。観ていて本当に腹が立った。言葉は悪いけれど、「胸糞悪い」とはまさにこのこと。私はKKKが大嫌いなんだけれど、白い布で顔を隠し、集団でしか行動できない奴らを観て、怒りを抑えきれなかった。裁判官まで差別的だったのを見た時は、弾劾裁判にかけてやりたい!と思ったほど。
二人のFBIを演じたのはジーン・ハックマンとウィレム・デフォー。ジーン・ハックマンは「フレンチ・コネクション」のポパイを思い起こさせるような叩き上げの刑事。対するデフォーさん(←私はウィレム・デフォーのことをデフォーさんと呼ぶ。笑)は、若く優秀で生真面目な刑事。この二人は対照的で何かと衝突するんだけれど、差別に対し怒りを感じているという思いは共有している。
最初はなかなか犯人の尻尾を捕めないけれど、最後の方のFBI側の大反撃は観ていて胸がスッとする。・・・それでも、犯人達の刑は軽すぎると思うけれどね。
見応えは十分あるし、いろいろと考えさせられる良質の作品でした。
(DVD)
監督/アラン・パーカー
出演/ジーン・ハックマン
ウィレム・デフォー
フランシス・マクドーマンド
1964年、行方不明になった三人の公民権運動家の捜査のためミシシッピーにやって来た二人のFBI捜査官。人種差別が色濃く残る町で、二人は捜査を開始するが皆が口を閉ざすため、難航する。そんな二人をよそ目に、KKKは黒人を襲撃する・・・というストーリー。
社会派サスペンスで、見ながらイライラしたり、ドキドキしたり。この映画が作られた時は20年後に黒人の大統領が誕生するなんて思いもしなかっただろうなあ。でもオバマ大統領の警護は今まで以上に大変だと思う。オバマ大統領の支持率は高いけれど、心の中で面白くないと思っている人間は必ずいると思うし。それだけ、人種差別問題は根深いということ。
ホワイトとカラードに分かれた水飲み場。レストランの席。黒人を「ニガー」と呼ぶ保安官・・・。観ていて本当に腹が立った。言葉は悪いけれど、「胸糞悪い」とはまさにこのこと。私はKKKが大嫌いなんだけれど、白い布で顔を隠し、集団でしか行動できない奴らを観て、怒りを抑えきれなかった。裁判官まで差別的だったのを見た時は、弾劾裁判にかけてやりたい!と思ったほど。
二人のFBIを演じたのはジーン・ハックマンとウィレム・デフォー。ジーン・ハックマンは「フレンチ・コネクション」のポパイを思い起こさせるような叩き上げの刑事。対するデフォーさん(←私はウィレム・デフォーのことをデフォーさんと呼ぶ。笑)は、若く優秀で生真面目な刑事。この二人は対照的で何かと衝突するんだけれど、差別に対し怒りを感じているという思いは共有している。
最初はなかなか犯人の尻尾を捕めないけれど、最後の方のFBI側の大反撃は観ていて胸がスッとする。・・・それでも、犯人達の刑は軽すぎると思うけれどね。
見応えは十分あるし、いろいろと考えさせられる良質の作品でした。
(DVD)
by mayumi-68
| 2009-02-14 13:30
| マ行