2009年 04月 10日
「フロスト×ニクソン」 |
2008年/アメリカ
監督/ロン・ハワード
出演/フランク・ランジェラ
マイケル・シーン
ケビン・ベーコン
ウォーターゲート事件で大統領の座を追われたリチャード・ニクソン。そんな彼に取材を申し込んだイギリスで人気のテレビ司会者フロスト。実際にあった二人のトークバトルをロン・ハワード監督が映画化した作品。
面白かったです。インタビューシーンは息詰まる攻防戦でした。この作品を観る前に「大統領の陰謀」を観てウォーターゲート事件について予習しておいたのも良かったですね。
フロスト役のマイケル・シーンも頑張ってましたが(「アンダーワールド」のルシアンとはとても思えん)、なんと言ってもニクソン役のフランク・ランジェラの存在感が凄い!顔は本物とは全然似てないのに、その存在感、佇まいが大統領のオーラなんですよね。権力にしがみつこうとし、でもどことなく哀愁も感じる。頭の切れる人間でもあり、弁舌は一流。フロストが太刀打ちできる人間ではないな、と思ってしまいます。なんだか彼の悪行も忘れて愛すべき人間のように感じられるんですよね。
ただ、ケビン・ベーコン演じるニクソンの側近のセリフもまた事実だと思うんですよね。「ウォーターゲートがあったからといって、彼の正しかった業績もなかったことにしてしまうのか」と。それも一理あるなあ、と。なんだか、フランク・ランジェラの人間味あるニクソンがすごく良かったのでニクソン寄りになってしまうなあ(笑)。
インタビューではフロストの勝ちだったけれど、この映画での存在感は圧倒的にニクソンでしたね~。実に見応えありました。
(TOHOシネマズシャンテ)
監督/ロン・ハワード
出演/フランク・ランジェラ
マイケル・シーン
ケビン・ベーコン
ウォーターゲート事件で大統領の座を追われたリチャード・ニクソン。そんな彼に取材を申し込んだイギリスで人気のテレビ司会者フロスト。実際にあった二人のトークバトルをロン・ハワード監督が映画化した作品。
面白かったです。インタビューシーンは息詰まる攻防戦でした。この作品を観る前に「大統領の陰謀」を観てウォーターゲート事件について予習しておいたのも良かったですね。
フロスト役のマイケル・シーンも頑張ってましたが(「アンダーワールド」のルシアンとはとても思えん)、なんと言ってもニクソン役のフランク・ランジェラの存在感が凄い!顔は本物とは全然似てないのに、その存在感、佇まいが大統領のオーラなんですよね。権力にしがみつこうとし、でもどことなく哀愁も感じる。頭の切れる人間でもあり、弁舌は一流。フロストが太刀打ちできる人間ではないな、と思ってしまいます。なんだか彼の悪行も忘れて愛すべき人間のように感じられるんですよね。
ただ、ケビン・ベーコン演じるニクソンの側近のセリフもまた事実だと思うんですよね。「ウォーターゲートがあったからといって、彼の正しかった業績もなかったことにしてしまうのか」と。それも一理あるなあ、と。なんだか、フランク・ランジェラの人間味あるニクソンがすごく良かったのでニクソン寄りになってしまうなあ(笑)。
インタビューではフロストの勝ちだったけれど、この映画での存在感は圧倒的にニクソンでしたね~。実に見応えありました。
(TOHOシネマズシャンテ)
by mayumi-68
| 2009-04-10 19:05
| ハ行