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「天使と悪魔」
 2009年/アメリカ
 監督/ロン・ハワード
 出演/トム・ハンクス
     ユアン・マクレガー
     アイェレット・ゾラー

 「ダ・ヴィンチ・コード」の続編。監督&主演は前作と変わらずロン・ハワードとトム・ハンクス。

 スイスの研究所”セルン”で一人の科学者が殺され、反物質という爆発性を持った物質が盗まれる。犯人は最古の秘密結社”イルミナティ”と名乗り、ヴァチカンのどこかに反物質を仕掛ける。その頃、ローマ教皇が亡くなり、新しい教皇を選出するコンクラーベが始まろうとしていた。しかし、有力候補の4人の枢機卿がさらわれてしまう・・・というストーリー。



(以下ネタバレ全開)



 私はこのシリーズに関しては原作を先に読むと決めています。だから今回ももちろん先に読みました。がっ!原作と決定的に違う部分が映画にあって驚きました。それは、4人目の枢機卿。原作ではラングドンの努力空しく殺されてしまい、読んでいるほうも途方もない空しさを感じたのですが(結局誰も助けられなかった・・・と)、なんと映画版では助かるんですよね!私は断然こちらの方が好きです。嬉しいサプライズでした。ただでさえ、枢機卿といえども外見は老人なので、あまりにも酷い殺し方に「おじいちゃんにこんなことするなんてぇ~!」と憤っていたもので・・・。

 あれだけのボリュームを、ロン・ハワードはうまくまとめていると思います。美しい映像は映画を観ているという満足感を与えてくれます。さすがは巨匠です。

 ただ、ユアン演じるカメルレンゴの生い立ちは省くべきではなかったと思います。っていうか、この作品のキモの部分はここでしょ!と思ってしまうわけです。でなけりゃ、彼が何故あそこまでの凶行に走ったかの動機付けが弱いです。それに感動部分も・・・。やはり教皇に子供がいたという設定は映像化できないタブーなんでしょうか。

 でも、映画自体はトントン拍子に進む展開で面白かったです。

(TOHOシネマズららぽーと横浜)

by mayumi-68 | 2009-05-26 15:30 | タ行 | Trackback(14) | Comments(4)
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Commented by なな at 2009-05-31 02:30 x
ご覧になったのねー
原作との違いはほとんど赦せたけど
やっぱりあのカメルレンゴの件だけは
原作そのままにしてほしかったね。
私も,4人目の枢機卿が助かったのはうれしいサプライズでした。
おかげで彼が次期教皇になって
ラストもその点は爽やかに終わりましたよね!
ラングトンもご褒美に「あれ」をもらったりして・・・。
Commented by kiki at 2009-05-31 10:42 x
mayumiさん。ユアンのカメルレンゴは、核になる役の割りに、どうも少し突っ込みと掘り下げが足りず、最後のドンデンにばかり全てがかかってしまって物凄く単純な狂信者みたいに描かれていたので、う~ん、もう一息だなぁという気がしてたんですが、そうですか。彼の役について原作そのままの設定を使えなかったという事なんですね?前作でバチカンと大揉めして、今回はお咎めナシだったとニュースで見たけれど、その分カメルレンゴに皺寄せが来てましたのか。原作通りの設定でユアンに演じて欲しかったですねぇ。何か彼の役が消化不良な気がしたのはそのせいか。それを聞くとちょっと残念な気がしますね。どうせ法王に隠し子や隠し妻がいるなんて昔からずっと繰り返されてきた事で周知の事実だというのに。チェザーレ・ボルジアだって法王のご落胤なんですもんね。相変わらず表面だ取り繕おうとしおって。バチカンめ(笑)
Commented by mayumi-68 at 2009-06-01 01:45
>ななさん
そうですよねー。カメルレンゴの件は原作のままにしてほしかったですよね。私も観ながら「あ・・・あれ?」という感じでしたから。
ラストは良かったですよね。ラングドン、遺書に「返す」って書かなきゃダメよ(笑)。
Commented by mayumi-68 at 2009-06-01 01:50
>kikiさん
そうなんですよ。あのままじゃカメルレンゴは狂信者ですよね。いくらなんでもあそこまで残酷に枢機卿達を殺したり、ましてや自分を可愛がってくれた教皇を殺す理由にならないじゃないですか。まあ、カメルレンゴのエピソードを省いてしまった点はバチカンの圧力かどうかは推測の域を出ませんが・・・でも怪しんでしまいます。原作通りだったら、カメルレンゴの心の葛藤、前教皇との絆等、かなり深みが出たと思うんですけどね。
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