2009年 07月 06日
「マン・オン・ワイヤー」 |
2008年/イギリス
監督/ジェームズ・マーシュ
出演/フィリップ・プティ
ジャン・ルイ・ブロンデュー
アニー・アリックス
今年度アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞作。いや~面白かった。
1974年8月7日の朝、NYのワールド・トレード・センター。そのツインタワーを綱渡りで渡った男の話。
今はもうすでにないツインタワー。そびえたつその姿を見ると、今でも心が痛むのだけれど、今から35年前、完成間近のWTCに忍び込み、綱渡りをした男、フィリップ・プティ。彼が綱渡りする姿は観ていて何故か不安を感じない。静かな安定感というのだろうか。空中でダンスを踊り、くつろぐその姿に不自然さを感じないのだ。
「綱渡りをした理由は?」との問いに彼は答える。「理由なんてない」と。彼はWTCを初めて観た時に思う。「不可能だ」と。でも、だからこそチャレンジする。不可能を可能にすることこそが、「綱渡りした理由」なのかもしれない。
インタビューが時折挟み込まれるのだけれど、当時を振り返る仲間達はいろいろ言い合う。「あいつは信用できなかった」「人生の負け犬」等々・・・こんなこと言っちゃっていいの~?って思うほど(笑)。フランス人はシニカルだ・・・。
ちなみに音楽は「ピアノ・レッスン」のマイケル・ナイマン。プティが空を渡る姿とナイマンの音楽が見事にマッチしていて、美しい世界を紡ぎ出していた。
(テアトルタイムズスクエア)
監督/ジェームズ・マーシュ
出演/フィリップ・プティ
ジャン・ルイ・ブロンデュー
アニー・アリックス
今年度アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞作。いや~面白かった。
1974年8月7日の朝、NYのワールド・トレード・センター。そのツインタワーを綱渡りで渡った男の話。
今はもうすでにないツインタワー。そびえたつその姿を見ると、今でも心が痛むのだけれど、今から35年前、完成間近のWTCに忍び込み、綱渡りをした男、フィリップ・プティ。彼が綱渡りする姿は観ていて何故か不安を感じない。静かな安定感というのだろうか。空中でダンスを踊り、くつろぐその姿に不自然さを感じないのだ。
「綱渡りをした理由は?」との問いに彼は答える。「理由なんてない」と。彼はWTCを初めて観た時に思う。「不可能だ」と。でも、だからこそチャレンジする。不可能を可能にすることこそが、「綱渡りした理由」なのかもしれない。
インタビューが時折挟み込まれるのだけれど、当時を振り返る仲間達はいろいろ言い合う。「あいつは信用できなかった」「人生の負け犬」等々・・・こんなこと言っちゃっていいの~?って思うほど(笑)。フランス人はシニカルだ・・・。
ちなみに音楽は「ピアノ・レッスン」のマイケル・ナイマン。プティが空を渡る姿とナイマンの音楽が見事にマッチしていて、美しい世界を紡ぎ出していた。
(テアトルタイムズスクエア)
by mayumi-68
| 2009-07-06 19:00
| マ行