2009年 08月 17日
「3時10分、決断のとき」 |
2007年/アメリカ
監督/ジェームズ・マンゴールド
出演/ラッセル・クロウ
クリスチャン・ベール
ピーター・フォンダ
西部劇好きとしては観ないわけにはいきません。そもそもこの作品の存在を知ったのはかなり前。ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールの共演なんて面白そう!とすごく楽しみにしていたのになかなか公開されず、配給会社は何をやっているんだぁ~!とブチ切れそうになってました。ホント、やっと公開されたという感じ。
最近は西部劇は当たらないと言われてますが、月曜にも関わらず、劇場は混んでました。観客の8割は男の人。若者よりもおじさんの方が多かったかな。女の人はカップルか、主演2人のファン、という感じかな。西部劇が大好き!で観に行ったのは私ぐらいのもんだろう・・・。
南北戦争で片脚を失った元狙撃手で、今は牧場主のダン・エヴァンス(クリスチャン・ベール)は借金にあえいでいた。妻からは信頼されず、息子のウィリアムは父を軽蔑していた。そんなある日、無法者のベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)が逮捕される。ウェイドを裁判所のあるユマへ連行するためには、コンテンションの町にある駅から列車に乗せなければならず、大金目当てにダンは護送役に名乗り出る。しかし、ウェイドの手下達はボス奪還のため、襲撃を仕掛けてくる・・・というストーリー。
面白かったです!駅馬車、ガトリング砲、酒場、早撃ち、アパッチ、鉄道、スタンピード・・・西部劇好きならワクワクしてしまう要素が詰め込まれていて、よくぞ作ってくれました!と監督にハグしたいぐらい(笑)。
ウェイドを演じたラッセル・クロウはふてぶてしく、冷酷に仲間さえも撃ち殺すぐらいなのに、時々ふっとした親しみやすさを見せる。こういうの、彼はホントにうまい。そういや、ラッセル・クロウの西部劇って「クィック&デッド」以来かな?あの作品も大好きだった。ラッセルはカッコイイし、ディカプリオはカワイイし。そして何と言っても悪役ジーン・ハックマンが素敵だったわ~。
そしてダンを演じたクリスチャン・ベール。決して西部劇のヒーローではない。等身大の人間の葛藤を実に繊細に演じていた。ワイアット・アープのようなヒーローではないけれど、息子のウィリアムにとって、父はヒーローとなった。それがよく伝わってきました。
あともう一人、賞金稼ぎのバイロン・マッケルロイを演じたピーター・フォンダ!最初ピーター・フォンダって気付かなくて、やたらと存在感のあるジイさんだなと思ってたんだけど(爆)、さすが名優でした!ただ、マッケルロイの最期はあっけなかったけど・・・。
ダンとウェイドは徐々に互いを認め合い、しまいにはウェイドは四面楚歌状態のダンに協力するわけだけれど、ラストは衝撃でしたね・・・。きっと手下達も衝撃だったに違いないが。「ボス、なんで~!?」という気分だったでしょうね・・・。
オリジナルの「決断の3時10分」は未見なのですが、結末は違うようですね。オリジナルではウェイドをグレン・フォード、ダンをヴァン・ヘフリンが演じてますが、こちらも機会があったら観てみたいですね。
それにしても面白かった。程良い緊張感が続き、2時間があっという間でした。自分の中で今年のベスト10は確実ですね。そしてこの作品を観た女性の方々が西部劇に興味を持ってくれたら嬉しいですね。女性向けだったら「駅馬車」「真昼の決闘」「砂塵」「ワーロック」あたりがおススメですかね。・・・いや、自分が好きなだけだけど(笑)。
(新宿ピカデリー)
監督/ジェームズ・マンゴールド
出演/ラッセル・クロウ
クリスチャン・ベール
ピーター・フォンダ
西部劇好きとしては観ないわけにはいきません。そもそもこの作品の存在を知ったのはかなり前。ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールの共演なんて面白そう!とすごく楽しみにしていたのになかなか公開されず、配給会社は何をやっているんだぁ~!とブチ切れそうになってました。ホント、やっと公開されたという感じ。
最近は西部劇は当たらないと言われてますが、月曜にも関わらず、劇場は混んでました。観客の8割は男の人。若者よりもおじさんの方が多かったかな。女の人はカップルか、主演2人のファン、という感じかな。西部劇が大好き!で観に行ったのは私ぐらいのもんだろう・・・。
南北戦争で片脚を失った元狙撃手で、今は牧場主のダン・エヴァンス(クリスチャン・ベール)は借金にあえいでいた。妻からは信頼されず、息子のウィリアムは父を軽蔑していた。そんなある日、無法者のベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)が逮捕される。ウェイドを裁判所のあるユマへ連行するためには、コンテンションの町にある駅から列車に乗せなければならず、大金目当てにダンは護送役に名乗り出る。しかし、ウェイドの手下達はボス奪還のため、襲撃を仕掛けてくる・・・というストーリー。
面白かったです!駅馬車、ガトリング砲、酒場、早撃ち、アパッチ、鉄道、スタンピード・・・西部劇好きならワクワクしてしまう要素が詰め込まれていて、よくぞ作ってくれました!と監督にハグしたいぐらい(笑)。
ウェイドを演じたラッセル・クロウはふてぶてしく、冷酷に仲間さえも撃ち殺すぐらいなのに、時々ふっとした親しみやすさを見せる。こういうの、彼はホントにうまい。そういや、ラッセル・クロウの西部劇って「クィック&デッド」以来かな?あの作品も大好きだった。ラッセルはカッコイイし、ディカプリオはカワイイし。そして何と言っても悪役ジーン・ハックマンが素敵だったわ~。
そしてダンを演じたクリスチャン・ベール。決して西部劇のヒーローではない。等身大の人間の葛藤を実に繊細に演じていた。ワイアット・アープのようなヒーローではないけれど、息子のウィリアムにとって、父はヒーローとなった。それがよく伝わってきました。
あともう一人、賞金稼ぎのバイロン・マッケルロイを演じたピーター・フォンダ!最初ピーター・フォンダって気付かなくて、やたらと存在感のあるジイさんだなと思ってたんだけど(爆)、さすが名優でした!ただ、マッケルロイの最期はあっけなかったけど・・・。
ダンとウェイドは徐々に互いを認め合い、しまいにはウェイドは四面楚歌状態のダンに協力するわけだけれど、ラストは衝撃でしたね・・・。きっと手下達も衝撃だったに違いないが。「ボス、なんで~!?」という気分だったでしょうね・・・。
オリジナルの「決断の3時10分」は未見なのですが、結末は違うようですね。オリジナルではウェイドをグレン・フォード、ダンをヴァン・ヘフリンが演じてますが、こちらも機会があったら観てみたいですね。
それにしても面白かった。程良い緊張感が続き、2時間があっという間でした。自分の中で今年のベスト10は確実ですね。そしてこの作品を観た女性の方々が西部劇に興味を持ってくれたら嬉しいですね。女性向けだったら「駅馬車」「真昼の決闘」「砂塵」「ワーロック」あたりがおススメですかね。・・・いや、自分が好きなだけだけど(笑)。
(新宿ピカデリー)
by mayumi-68
| 2009-08-17 18:10
| サ行