2009年 08月 27日
「クララ・シューマン 愛の協奏曲」 |
2008年/ドイツ・フランス・ハンガリー
監督/ヘルマ・サンダース=ブラームス
出演/マルティナ・ゲデック
パスカル・グレゴリー
マリック・ジディ
シューマンとその妻クララ、そしてブラームスの物語。この3人を題材にしたもので「愛の調べ」という作品を観たことがあります。もう60年も前の作品ですが。その時クララを演じたのはキャサリン・ヘプバーン、ブラームスはロバート・ウォーカーでした。
天才作曲家のロベルト・シューマンの妻クララは、ピアニストとしての名声も得ていた。そんなある日、彼女の前に若き新進作曲家ヨハネス・ブラームスが現れる。彼は彼女を崇拝し、賛美していた。彼の音楽的才能を見出したシューマンは同居を提案、ブラームスもそれを受け入れる。一方、シューマンの体調は日増しに悪化していく・・・というストーリー。
以前観た作品と、ストーリーは大体同じですね。まあ、史実でもあるので、それほど大きく変えることなんてできませんしね。ただ、シューマンの苦悩は今作の方が痛いほど伝わってきます。それを支え続けたクララも、辛かっただろうな・・・と。ところで、シューマンが受けた手術は一体何?ロボトミー手術かと思っちゃったよ!この時代にあったかどうか知らないけど。
クララを演じたマルティナ・ゲデック。「善き人のためのソナタ」にも出ていた女優さんで、妻であり母でもあるクララを情感豊かに演じています。シューマンはパスカル・グレゴリー。この人の狂気の演技も凄かった。そして、ブラームスを演じたマリック・ジディ!彼を観たのは「焼け石に水」以来・・・何年ぶり?すっかり大人になって・・・と思えるぐらい変わってました。マリック・ジディと言われなきゃ気付かないぐらいに。
そして、特筆すべきは監督のヘルマ・サンダース=ブラームス。ブラームスの末裔にあたる人。クララとブラームスの関係はプラトニックだったのか否か・・・というある意味タブー視されてきた部分も描いてますが、やはり微妙なところで抑えてるなあ、と(笑)。
音楽を聴かせるべきところはちゃんと聴かせていて、正当な”音楽映画”だったと思います。良かったです。
(ル・シネマ)
監督/ヘルマ・サンダース=ブラームス
出演/マルティナ・ゲデック
パスカル・グレゴリー
マリック・ジディ
シューマンとその妻クララ、そしてブラームスの物語。この3人を題材にしたもので「愛の調べ」という作品を観たことがあります。もう60年も前の作品ですが。その時クララを演じたのはキャサリン・ヘプバーン、ブラームスはロバート・ウォーカーでした。
天才作曲家のロベルト・シューマンの妻クララは、ピアニストとしての名声も得ていた。そんなある日、彼女の前に若き新進作曲家ヨハネス・ブラームスが現れる。彼は彼女を崇拝し、賛美していた。彼の音楽的才能を見出したシューマンは同居を提案、ブラームスもそれを受け入れる。一方、シューマンの体調は日増しに悪化していく・・・というストーリー。
以前観た作品と、ストーリーは大体同じですね。まあ、史実でもあるので、それほど大きく変えることなんてできませんしね。ただ、シューマンの苦悩は今作の方が痛いほど伝わってきます。それを支え続けたクララも、辛かっただろうな・・・と。ところで、シューマンが受けた手術は一体何?ロボトミー手術かと思っちゃったよ!この時代にあったかどうか知らないけど。
クララを演じたマルティナ・ゲデック。「善き人のためのソナタ」にも出ていた女優さんで、妻であり母でもあるクララを情感豊かに演じています。シューマンはパスカル・グレゴリー。この人の狂気の演技も凄かった。そして、ブラームスを演じたマリック・ジディ!彼を観たのは「焼け石に水」以来・・・何年ぶり?すっかり大人になって・・・と思えるぐらい変わってました。マリック・ジディと言われなきゃ気付かないぐらいに。
そして、特筆すべきは監督のヘルマ・サンダース=ブラームス。ブラームスの末裔にあたる人。クララとブラームスの関係はプラトニックだったのか否か・・・というある意味タブー視されてきた部分も描いてますが、やはり微妙なところで抑えてるなあ、と(笑)。
音楽を聴かせるべきところはちゃんと聴かせていて、正当な”音楽映画”だったと思います。良かったです。
(ル・シネマ)
by mayumi-68
| 2009-08-27 19:00
| カ行