2009年 11月 07日
「アイリスへの手紙」 |
1989年/アメリカ
監督/マーチン・リット
出演/ジェーン・フォンダ
ロバート・デ・ニーロ
ジェーン・フォンダとロバート・デ・ニーロが共演したラブストーリー。ヒューマンドラマ的要素もあって、いい作品でした。
愛する夫を失って以来、悲しみに沈むアイリス(ジェーン・フォンダ)。ある日、盗まれたバッグを追ってくれたことがきっかけで、同じ工場で働くコック、スタンリー(ロバート・デ・ニーロ)と知り合う。親切な彼と親しくなった彼女だったが、ある日、彼が幼い頃からの度重なる転校が原因で、読み書きができないと知る。そして、そのことを上司に知られたスタンリーは仕事をクビになってしまう。父親の死の通知さえ読めなかったスタンリーは、ついにアイリスから文字を習う決心をする・・・というストーリー。
文盲のお話、というと最近では「愛を読む人」を思い出しますね。日本では識字率はほぼ100%ですが、世界ではまだまだ読み書きのできない人が多くいます。そして、大部分の人達はそれを知られたくないと隠すため、まともな仕事につけず、困窮を極めるのです。この作品のスタンリーも、生活苦で老いた父を養えず、施設に預けることになる。この父を施設に連れて行くシーンが切なくて、目頭が熱くなりました。
でも、スタンリーは決して頭が悪いわけじゃない。公園の木の学術名まで知ってるし、機械の発明だってできる。そんな彼がアイリスの力を借りて文字を覚え、立派になっていく過程は素晴らしかったですね。
原題は「STANLEY&IRIS」。でも邦題の「アイリスへの手紙」の方が断然いい。作品の内容を十分に表していると思います。
「人間やればできる。遅すぎることはない」。スタンリーの言葉が深く胸に染み入りました。
(VIDEO)
監督/マーチン・リット
出演/ジェーン・フォンダ
ロバート・デ・ニーロ
ジェーン・フォンダとロバート・デ・ニーロが共演したラブストーリー。ヒューマンドラマ的要素もあって、いい作品でした。
愛する夫を失って以来、悲しみに沈むアイリス(ジェーン・フォンダ)。ある日、盗まれたバッグを追ってくれたことがきっかけで、同じ工場で働くコック、スタンリー(ロバート・デ・ニーロ)と知り合う。親切な彼と親しくなった彼女だったが、ある日、彼が幼い頃からの度重なる転校が原因で、読み書きができないと知る。そして、そのことを上司に知られたスタンリーは仕事をクビになってしまう。父親の死の通知さえ読めなかったスタンリーは、ついにアイリスから文字を習う決心をする・・・というストーリー。
文盲のお話、というと最近では「愛を読む人」を思い出しますね。日本では識字率はほぼ100%ですが、世界ではまだまだ読み書きのできない人が多くいます。そして、大部分の人達はそれを知られたくないと隠すため、まともな仕事につけず、困窮を極めるのです。この作品のスタンリーも、生活苦で老いた父を養えず、施設に預けることになる。この父を施設に連れて行くシーンが切なくて、目頭が熱くなりました。
でも、スタンリーは決して頭が悪いわけじゃない。公園の木の学術名まで知ってるし、機械の発明だってできる。そんな彼がアイリスの力を借りて文字を覚え、立派になっていく過程は素晴らしかったですね。
原題は「STANLEY&IRIS」。でも邦題の「アイリスへの手紙」の方が断然いい。作品の内容を十分に表していると思います。
「人間やればできる。遅すぎることはない」。スタンリーの言葉が深く胸に染み入りました。
(VIDEO)
by mayumi-68
| 2009-11-07 14:30
| ア行