2009年 12月 10日
「キャピタリズム ~マネーは踊る~」 |
2009年/アメリカ
監督/マイケル・ムーア
実を言うと、あまりマイケル・ムーアは好きではない。「ボウリング・フォー・コロンバイン」であのチャールトン・ヘストンを悪者に仕立て上げたからだ。全米ライフル協会会長だからって、あの事件は彼のせいではないのに!あの映像ではヘストンは頑迷な老人のように見えてしまう。実際には、公民権運動などに積極的に参加するリベラルな人であったのにもかかわらず、だ。マイケル・ムーアは一人の偉大な俳優の晩年を卑怯なやり方で汚したと言ってもいい。
そして、そんなマイケル・ムーアの今回のターゲットは”資本主義”。あんなに肥えた身体をして、自分こそ”資本主義の権化”のようなのにね。貧しい人は食べるものにも困るから、あんなに太らないよ。
マイケル・ムーアの物の見方はかなり偏っているため、観る側としては話半分に受けとめることが賢明だと思う。民主党寄りで少々げんなりする。思い切りオバマ礼賛ですが、今現在アメリカでオバマの支持率が急落していることを思うと、政治は水もの、と思わざるをえない。
マイケル・ムーアは資本主義の悪い部分しか強調しない。良い面と比較してこそ、ドキュメンタリーの意味があると思うんだけど。家を差し押さえられた人と差し押さえられなかった人の違いは?ちゃんとお金を返済したか否かでしょ。何故返済できなかったのか、ちゃんと働いていたのか、返す努力をしたのか・・・その過程を見せないのはフェアじゃない。閉鎖になった工場もそう。消費者のニーズに合ったものを作る努力をしたのか。資本主義は、より良い物を作り出そうと努力する。そこに生活の進化がある。それをすべて否定したらダメでしょう。
ただ、従業員に生命保険をかけていた企業は許せない・・・っていうかゾッとしたけど。人の死を望むなんて。恐ろしいな、ウォルマート。
それにしても長すぎ。この内容で2時間超はキツイなあ。ちょっと退屈で眠くなった・・・。マイケル・ムーア、そろそろ手法を変えた方が良いのでは?
(TOHOシネマズシャンテ)
監督/マイケル・ムーア
実を言うと、あまりマイケル・ムーアは好きではない。「ボウリング・フォー・コロンバイン」であのチャールトン・ヘストンを悪者に仕立て上げたからだ。全米ライフル協会会長だからって、あの事件は彼のせいではないのに!あの映像ではヘストンは頑迷な老人のように見えてしまう。実際には、公民権運動などに積極的に参加するリベラルな人であったのにもかかわらず、だ。マイケル・ムーアは一人の偉大な俳優の晩年を卑怯なやり方で汚したと言ってもいい。
そして、そんなマイケル・ムーアの今回のターゲットは”資本主義”。あんなに肥えた身体をして、自分こそ”資本主義の権化”のようなのにね。貧しい人は食べるものにも困るから、あんなに太らないよ。
マイケル・ムーアの物の見方はかなり偏っているため、観る側としては話半分に受けとめることが賢明だと思う。民主党寄りで少々げんなりする。思い切りオバマ礼賛ですが、今現在アメリカでオバマの支持率が急落していることを思うと、政治は水もの、と思わざるをえない。
マイケル・ムーアは資本主義の悪い部分しか強調しない。良い面と比較してこそ、ドキュメンタリーの意味があると思うんだけど。家を差し押さえられた人と差し押さえられなかった人の違いは?ちゃんとお金を返済したか否かでしょ。何故返済できなかったのか、ちゃんと働いていたのか、返す努力をしたのか・・・その過程を見せないのはフェアじゃない。閉鎖になった工場もそう。消費者のニーズに合ったものを作る努力をしたのか。資本主義は、より良い物を作り出そうと努力する。そこに生活の進化がある。それをすべて否定したらダメでしょう。
ただ、従業員に生命保険をかけていた企業は許せない・・・っていうかゾッとしたけど。人の死を望むなんて。恐ろしいな、ウォルマート。
それにしても長すぎ。この内容で2時間超はキツイなあ。ちょっと退屈で眠くなった・・・。マイケル・ムーア、そろそろ手法を変えた方が良いのでは?
(TOHOシネマズシャンテ)
by mayumi-68
| 2009-12-10 19:00
| カ行