2010年 01月 15日
双葉十三郎氏逝去 |
映画評論家の双葉十三郎先生が亡くなりました。享年99歳。覚悟はしていましたが、相当ショックです。
双葉先生は、私が一番好きな映画評論家でした。クラシック映画への興味はこの人が導いてくれたと言っても過言ではないぐらいです。東大出身で、非常に頭脳明晰でありながら、小難しい評論などせずに、映画に興味を持たせるような評論をなさっていた方です。映画への愛に非常にあふれていて、2万本以上の作品を観ているのも納得の知識の深さでした。
私はいつも思うのですが、私がいくらクラシック映画を観ても、その作品が公開された当時の雰囲気までは感じ取れません。でも、時代の流れに沿った作品を肌身で感じている双葉先生の評論には説得力がありました。DVD化されておらず、幻の名画も沢山あります。双葉先生の評論を読みながら「ああ、この作品が観たいなあ」と何度思ったことか。特に「ぼくの採点表」はバイブルと言っていいほどに重宝しました。私は戦前編と1940~50年代編を持っているのですが、どんな作品でも必ず観ていて驚かされます。亡くなるつい最近まで、新作DVDをご覧になっていたとか。死ぬまで映画を愛し続けた人だなあ、と改めて感服します。
天国では、仲良しの淀川さんと、大好きな監督や俳優の話をし続けているのではないかしら。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
双葉先生は、私が一番好きな映画評論家でした。クラシック映画への興味はこの人が導いてくれたと言っても過言ではないぐらいです。東大出身で、非常に頭脳明晰でありながら、小難しい評論などせずに、映画に興味を持たせるような評論をなさっていた方です。映画への愛に非常にあふれていて、2万本以上の作品を観ているのも納得の知識の深さでした。
私はいつも思うのですが、私がいくらクラシック映画を観ても、その作品が公開された当時の雰囲気までは感じ取れません。でも、時代の流れに沿った作品を肌身で感じている双葉先生の評論には説得力がありました。DVD化されておらず、幻の名画も沢山あります。双葉先生の評論を読みながら「ああ、この作品が観たいなあ」と何度思ったことか。特に「ぼくの採点表」はバイブルと言っていいほどに重宝しました。私は戦前編と1940~50年代編を持っているのですが、どんな作品でも必ず観ていて驚かされます。亡くなるつい最近まで、新作DVDをご覧になっていたとか。死ぬまで映画を愛し続けた人だなあ、と改めて感服します。
天国では、仲良しの淀川さんと、大好きな監督や俳優の話をし続けているのではないかしら。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
by mayumi-68
| 2010-01-15 02:00
| 映画雑記