2010年 04月 17日
「マディソン郡の橋」 |
1995年/アメリカ
監督/クリント・イーストウッド
出演/クリント・イーストウッド
メリル・ストリープ
クリント・イーストウッドとメリル・ストリープの共演による大人のラブストーリー。原作は世界中でベストセラーになったロバート・ジェームズ・ウォーラーの同名小説。ちなみにイーストウッドは監督・製作も務めています。
1989年。アイオワ州のマディソン郡。亡くなった母フランチェスカ(メリル・ストリープ)の葬儀のために集まった長男のマイケル(ヴィクター・スレザック)と妹のキャロリン(アニー・コーリー)は母の遺品から驚くべき真実を知る。それは1965年の秋、皆が農産物品評会に出かけた4日間、一人で家に残った母はプロカメラマンのロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)と恋に落ちていたということだった・・・というストーリー。
この物語が大ヒットし、映画化された当時は私はまだまだ大人の恋愛に疎く、ましてやこの作品など「中年のおじさんおばさんの恋愛もの。不倫はイヤだなあ」としか思っていなかった。でも年を重ねた今、こうやって観てみると、なんとも切ない物語に仕上がっていた。
私がこの作品を敬遠していた理由の一つにイラストレーターの石川三千花がこの作品のメリル・ストリープのことをけちょんけちょんにけなしていたことがある。でも、映画をたくさん観るようになって思うことは、メリル・ストリープってやっぱりうまい女優さんだってこと。どうも石川三千花や中野翠って女優の好き嫌いが激しくて、ジュリエット・ビノシュも攻撃対象だったなあ。下手な女優を責めるのはわかるけど、うまい女優をけなすのってどうなのよ。映画の本質から外れた部分でけなしていて、それに気付いて以来、彼女たちのレビューは信用しなくなった。
この作品のメリル・ストリープは、田舎で暮らす主婦のイメージをうまく表現していたし、彼女がロバートといることで、失っていた自分を取り戻す具合が感じ取れた。女って、いろんな面を持つ生き物よねえ、としみじみ思った。
また、イーストウッドの男の切ない恋心を表現してましたね。デ・ニーロの「恋におちて」もそうだったけど、普通のありふれた中年男の恋愛に私は弱いんだと気付きました(笑)。繊細な心の機微を演じ切れてこそ、名優の域なんじゃないかと。
美しい映像、音楽と共に印象的な作品でした。
(DVD)
監督/クリント・イーストウッド
出演/クリント・イーストウッド
メリル・ストリープ
クリント・イーストウッドとメリル・ストリープの共演による大人のラブストーリー。原作は世界中でベストセラーになったロバート・ジェームズ・ウォーラーの同名小説。ちなみにイーストウッドは監督・製作も務めています。
1989年。アイオワ州のマディソン郡。亡くなった母フランチェスカ(メリル・ストリープ)の葬儀のために集まった長男のマイケル(ヴィクター・スレザック)と妹のキャロリン(アニー・コーリー)は母の遺品から驚くべき真実を知る。それは1965年の秋、皆が農産物品評会に出かけた4日間、一人で家に残った母はプロカメラマンのロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)と恋に落ちていたということだった・・・というストーリー。
この物語が大ヒットし、映画化された当時は私はまだまだ大人の恋愛に疎く、ましてやこの作品など「中年のおじさんおばさんの恋愛もの。不倫はイヤだなあ」としか思っていなかった。でも年を重ねた今、こうやって観てみると、なんとも切ない物語に仕上がっていた。
私がこの作品を敬遠していた理由の一つにイラストレーターの石川三千花がこの作品のメリル・ストリープのことをけちょんけちょんにけなしていたことがある。でも、映画をたくさん観るようになって思うことは、メリル・ストリープってやっぱりうまい女優さんだってこと。どうも石川三千花や中野翠って女優の好き嫌いが激しくて、ジュリエット・ビノシュも攻撃対象だったなあ。下手な女優を責めるのはわかるけど、うまい女優をけなすのってどうなのよ。映画の本質から外れた部分でけなしていて、それに気付いて以来、彼女たちのレビューは信用しなくなった。
この作品のメリル・ストリープは、田舎で暮らす主婦のイメージをうまく表現していたし、彼女がロバートといることで、失っていた自分を取り戻す具合が感じ取れた。女って、いろんな面を持つ生き物よねえ、としみじみ思った。
また、イーストウッドの男の切ない恋心を表現してましたね。デ・ニーロの「恋におちて」もそうだったけど、普通のありふれた中年男の恋愛に私は弱いんだと気付きました(笑)。繊細な心の機微を演じ切れてこそ、名優の域なんじゃないかと。
美しい映像、音楽と共に印象的な作品でした。
(DVD)
by mayumi-68
| 2010-04-17 14:30
| マ行