2010年 05月 05日
「恋人たち」 |
1958年/フランス
監督/ルイ・マル
出演/ジャンヌ・モロー
ジャン・マルク・ボリー
26歳のルイ・マルが描いたラブストーリー。主演はジャンヌ・モロー。
上流社会に暮らす新聞社社長夫人のジャンヌ。仕事が忙しく、夫にかまってもらえず不満を募らせる彼女は月に一度、パリの友人マギーを訪ねていた。そこで知り合ったポロの名手ラウールと彼女は親しくなっていく。しかし、彼女の行動を不審に思った夫はマギーとラウールを家に招くように命じる。パリから戻る途中、車が故障したジャンヌは、通りがかったベルナールという考古学者の青年の車に乗せてもらう。そして彼を家に泊めた夜、ジャンヌに変化が訪れる・・・というストーリー。
月明かりの中での長いラブシーンが美しく、官能的。しかもジャンヌの相手は恋人のラウールではなく、出逢ったばかりのベルナール。”眼差しで恋に落ちた”のだから、それは運命なのかもしれない。
彼女の選択は間違っているかもしれない。でも、後悔はしないと彼女は言い切る。毎日の閉塞感から抜け出したかった彼女が、ようやく行動して選び取ったことの結果がたとえ不幸でも、彼女はそれを受け入れるだろう。ジャンヌとベルナールの行く末は不安に満ちている。それでも、あの夜の奇跡のような美しさと情熱は、彼女の中に革命をもたらしたのだ。
静かで美しく、詩の一篇のような作品でした。
(DVD)
監督/ルイ・マル
出演/ジャンヌ・モロー
ジャン・マルク・ボリー
26歳のルイ・マルが描いたラブストーリー。主演はジャンヌ・モロー。
上流社会に暮らす新聞社社長夫人のジャンヌ。仕事が忙しく、夫にかまってもらえず不満を募らせる彼女は月に一度、パリの友人マギーを訪ねていた。そこで知り合ったポロの名手ラウールと彼女は親しくなっていく。しかし、彼女の行動を不審に思った夫はマギーとラウールを家に招くように命じる。パリから戻る途中、車が故障したジャンヌは、通りがかったベルナールという考古学者の青年の車に乗せてもらう。そして彼を家に泊めた夜、ジャンヌに変化が訪れる・・・というストーリー。
月明かりの中での長いラブシーンが美しく、官能的。しかもジャンヌの相手は恋人のラウールではなく、出逢ったばかりのベルナール。”眼差しで恋に落ちた”のだから、それは運命なのかもしれない。
彼女の選択は間違っているかもしれない。でも、後悔はしないと彼女は言い切る。毎日の閉塞感から抜け出したかった彼女が、ようやく行動して選び取ったことの結果がたとえ不幸でも、彼女はそれを受け入れるだろう。ジャンヌとベルナールの行く末は不安に満ちている。それでも、あの夜の奇跡のような美しさと情熱は、彼女の中に革命をもたらしたのだ。
静かで美しく、詩の一篇のような作品でした。
(DVD)
by mayumi-68
| 2010-05-05 17:05
| カ行