2010年 09月 11日
「バーダー・マインホフ 理想の果てに」 |
2008年/ドイツ、フランス、チェコ
監督/ウリ・エデル
出演/マルティナ・ゲデック
モーリツ・ブライプトロイ
ブルーノ・ガンツ
この作品公開当時、観たいと思いつつ、タイムスケジュールが合わなくて断念。すぐにDVD化するだろうと思っていたら、配給会社のムービーアイが倒産し、もしかしてお蔵入り!?と絶望的な気分になっていたんだけれど、ようやくDVD発売!良かったー。
1967年西ドイツ。女性ジャーナリストのウルリケ・マインホフは、ベルリンでの反米デモで一人の学生が警官に射殺されたことに強い憤りを覚える。そんな時、アンドレアス・バーダーとグdルン・エンスリンのカップルが、ベトナム戦争に抗議するため、デパートに放火して逮捕される。ウルリケは二人の行動に共感し、アンドレアス、グドルンと共に「バーダー・マインホフ」グループ、後のドイツ赤軍(RAF)を立ち上げる。しかし、グループは暴走し始め、銀行強盗、爆破、誘拐、要人暗殺、ハイジャックとエスカレートしていく・・・というストーリー。
同じ時代に日本でも「連合赤軍」があったけれど、ドイツにもあったんですね。時代なのかなあ。でも、ベトナム戦争に反対するのに、何故デパート放火なんだかわからないわ。そして、初期メンバーより第二世代、第三世代はより過激になっていく。そこに理念などなく、「復讐」「反体制」が渦巻いているだけ。観ていて彼らに共感できる要素など、これっぽっちもなかった。暴力で世の中を動かそうとしても、より大きな反動がくるだけ。ましてや、罪のない民間人を巻き込むなんて、ただのテロリストにすぎない。
150分の大作。私はこの時代背景に疎いのだけれど、飽きることなく観ることができた。アカデミー外国語映画賞にノミネートされたのも納得。見応えのある作品だった。
(DVD)
監督/ウリ・エデル
出演/マルティナ・ゲデック
モーリツ・ブライプトロイ
ブルーノ・ガンツ
この作品公開当時、観たいと思いつつ、タイムスケジュールが合わなくて断念。すぐにDVD化するだろうと思っていたら、配給会社のムービーアイが倒産し、もしかしてお蔵入り!?と絶望的な気分になっていたんだけれど、ようやくDVD発売!良かったー。
1967年西ドイツ。女性ジャーナリストのウルリケ・マインホフは、ベルリンでの反米デモで一人の学生が警官に射殺されたことに強い憤りを覚える。そんな時、アンドレアス・バーダーとグdルン・エンスリンのカップルが、ベトナム戦争に抗議するため、デパートに放火して逮捕される。ウルリケは二人の行動に共感し、アンドレアス、グドルンと共に「バーダー・マインホフ」グループ、後のドイツ赤軍(RAF)を立ち上げる。しかし、グループは暴走し始め、銀行強盗、爆破、誘拐、要人暗殺、ハイジャックとエスカレートしていく・・・というストーリー。
同じ時代に日本でも「連合赤軍」があったけれど、ドイツにもあったんですね。時代なのかなあ。でも、ベトナム戦争に反対するのに、何故デパート放火なんだかわからないわ。そして、初期メンバーより第二世代、第三世代はより過激になっていく。そこに理念などなく、「復讐」「反体制」が渦巻いているだけ。観ていて彼らに共感できる要素など、これっぽっちもなかった。暴力で世の中を動かそうとしても、より大きな反動がくるだけ。ましてや、罪のない民間人を巻き込むなんて、ただのテロリストにすぎない。
150分の大作。私はこの時代背景に疎いのだけれど、飽きることなく観ることができた。アカデミー外国語映画賞にノミネートされたのも納得。見応えのある作品だった。
(DVD)
by mayumi-68
| 2010-09-11 14:30
| ハ行