2011年 03月 03日
「英国王のスピーチ」 |
2010年/イギリス、オーストラリア
監督/トム・フーパー
出演/コリン・ファース
ジェフリー・ラッシュ
ヘレナ・ボナム=カーター
オスカー4部門受賞作。しかも作品・監督・主演男優と、主要部門を含んでます。
ジョージ6世(コリン・ファース)は子供の頃から吃音に悩み、人前でスピーチするのが苦手だった。妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)はそんな夫を心配し、専門家のライオネル(ジェフリー・ラッシュ)を訪ねる。ジョージ6世とライオネルは徐々に友情を育んでいくが、そんな時、父王が死去。兄のエドワード(ガイ・ピアース)が国王となるが、彼が離婚歴のあるアメリカ女性との結婚を望んだため、問題となる。結局エドワードは王の座を降り、ジョージ6世は本人が望まぬまま国王の座につくことになる。やがて、第二次世界大戦が始まり、国民は王の言葉を待ち望んでいた・・・というストーリー。
いい作品でした。後味がすごくいいです。ジョージ6世のラストのスピーチのシーンは素直に感動できました。たかがスピーチ、されどスピーチ。ヒトラーは演説が得意で大衆の心を掴んでいったけれど、やはり”言葉”は人の心に多くを訴えかけるのです。ジョージ6世のあの演説は英国民の心に深く響いたでしょう。彼が”真の王”になった瞬間かもしれません。
ジョージ6世を演じたコリン・ファースは見事の一言。オスカーも納得です。吃音という難しい役どころをわざとらしくなく演じていました。また、ライオネルを演じたジェフリー・ラッシュの慈しみにも似た眼差しも良かったです。あと、ヘレナ・ボナム=カーター!最近変な役ばかりが多かったのですが、やっと彼女らしい役を演じてくれました。「眺めのいい部屋」や「鳩の翼」が好きなので、品のある役を久しぶりに演じた彼女が嬉しかったです。
きちんとした作りの、丁寧な作品。正統派ともいえます。アカデミー会員が好む作風とも言えますね。もちろん、私もこういう作りの映画は大好きです。素晴らしかったです。
(TOHOシネマズららぽーと横浜)
監督/トム・フーパー
出演/コリン・ファース
ジェフリー・ラッシュ
ヘレナ・ボナム=カーター
オスカー4部門受賞作。しかも作品・監督・主演男優と、主要部門を含んでます。
ジョージ6世(コリン・ファース)は子供の頃から吃音に悩み、人前でスピーチするのが苦手だった。妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)はそんな夫を心配し、専門家のライオネル(ジェフリー・ラッシュ)を訪ねる。ジョージ6世とライオネルは徐々に友情を育んでいくが、そんな時、父王が死去。兄のエドワード(ガイ・ピアース)が国王となるが、彼が離婚歴のあるアメリカ女性との結婚を望んだため、問題となる。結局エドワードは王の座を降り、ジョージ6世は本人が望まぬまま国王の座につくことになる。やがて、第二次世界大戦が始まり、国民は王の言葉を待ち望んでいた・・・というストーリー。
いい作品でした。後味がすごくいいです。ジョージ6世のラストのスピーチのシーンは素直に感動できました。たかがスピーチ、されどスピーチ。ヒトラーは演説が得意で大衆の心を掴んでいったけれど、やはり”言葉”は人の心に多くを訴えかけるのです。ジョージ6世のあの演説は英国民の心に深く響いたでしょう。彼が”真の王”になった瞬間かもしれません。
ジョージ6世を演じたコリン・ファースは見事の一言。オスカーも納得です。吃音という難しい役どころをわざとらしくなく演じていました。また、ライオネルを演じたジェフリー・ラッシュの慈しみにも似た眼差しも良かったです。あと、ヘレナ・ボナム=カーター!最近変な役ばかりが多かったのですが、やっと彼女らしい役を演じてくれました。「眺めのいい部屋」や「鳩の翼」が好きなので、品のある役を久しぶりに演じた彼女が嬉しかったです。
きちんとした作りの、丁寧な作品。正統派ともいえます。アカデミー会員が好む作風とも言えますね。もちろん、私もこういう作りの映画は大好きです。素晴らしかったです。
(TOHOシネマズららぽーと横浜)
by mayumi-68
| 2011-03-03 15:30
| ア行