2011年 03月 19日
「勝負(かた)をつけろ」 |
1961年/フランス、イタリア
監督/ジャン・ベッケル
出演/ジャン=ポール・ベルモンド
クリスティーネ・カウフマン
ジャン=ポール・ベルモンド主演のフレンチノワール。原作はジョゼ・ジョヴァンニの小説「ひとり狼」。
一流の銃の名手であるロベルト・ラ・ロッカは無実の罪で逮捕された親友グザビエ・アデを救うために立ち上がる。アデを陥れた男ビラノバの情婦モードをたらし込み、ビラノバを見つけ出して殺し、ビラノバの店と部下を手中に収めたロッカだが、ある事件でアメリカ人を殺したことからアデと同じ刑務所に収監される・・・というストーリー。
私はベルモンドよりアラン・ドロンが好きなのですが(当時、ドロンとベルモンドが人気を二分していた。フランスではベルモンドの方が人気が高かったが日本では圧倒的にドロン)、この作品のベルモンドはカッコイイですね。モノクロっていうのも良かったのかも。
それにしても、この作品ってテーマが定まらない感じ。ノワールかと思いきや、刑務所に収監されて、刑期が短くなるからといって希望した地雷撤去作業の緊張感たるや凄まじいものがある。もはやノワールではなくなっている。そして、やっと幸せになれた矢先の悲劇。その虚無感・・・ラストの「Fin」を観た時、大きな吐息をついてしまいました。
ちなみに同じくベルモンド主演の「ラ・スクムーン」は原作者のジョゼ・ジョヴァンニ自らが監督した今作の再映画化版なのですね。未見ですが、見比べてみるものいいかもしれないですね。
(NHK-BS2)
監督/ジャン・ベッケル
出演/ジャン=ポール・ベルモンド
クリスティーネ・カウフマン
ジャン=ポール・ベルモンド主演のフレンチノワール。原作はジョゼ・ジョヴァンニの小説「ひとり狼」。
一流の銃の名手であるロベルト・ラ・ロッカは無実の罪で逮捕された親友グザビエ・アデを救うために立ち上がる。アデを陥れた男ビラノバの情婦モードをたらし込み、ビラノバを見つけ出して殺し、ビラノバの店と部下を手中に収めたロッカだが、ある事件でアメリカ人を殺したことからアデと同じ刑務所に収監される・・・というストーリー。
私はベルモンドよりアラン・ドロンが好きなのですが(当時、ドロンとベルモンドが人気を二分していた。フランスではベルモンドの方が人気が高かったが日本では圧倒的にドロン)、この作品のベルモンドはカッコイイですね。モノクロっていうのも良かったのかも。
それにしても、この作品ってテーマが定まらない感じ。ノワールかと思いきや、刑務所に収監されて、刑期が短くなるからといって希望した地雷撤去作業の緊張感たるや凄まじいものがある。もはやノワールではなくなっている。そして、やっと幸せになれた矢先の悲劇。その虚無感・・・ラストの「Fin」を観た時、大きな吐息をついてしまいました。
ちなみに同じくベルモンド主演の「ラ・スクムーン」は原作者のジョゼ・ジョヴァンニ自らが監督した今作の再映画化版なのですね。未見ですが、見比べてみるものいいかもしれないですね。
(NHK-BS2)
by mayumi-68
| 2011-03-19 17:30
| カ行