2011年 05月 29日
「ウィル・ペニー」 |
1967年/アメリカ
監督/トム・グライス
出演/チャールトン・ヘストン
ジョーン・ハケット
チャールトン・ヘストン主演の西部劇。年齢を重ねたカウボーイの切なさが胸に沁みいる佳作でした。
50歳近くになっても牧童を続けているウィル・ペニーは、息子と共に旅をしているキャサリンに出逢う。ならず者に襲われ重傷を負ったウィルをキャサリンは手厚く看病する。2人は互いにほのかな愛情を抱くようになるが・・・というストーリー。
冒頭、ヘストン演じるウィルが「ジジイ」呼ばわりされるので、どんな老人かと思いきや、まだ50歳にもなっていないし、演じているヘストンだって素敵。でもあの時代、50歳近くにもなってカウボーイを続けるっていうのは相当キツかったんだろうなあ・・・。
幼い頃から牧童として生きてきたウィルは字も読めなければ、クリスマスの歌も知らない。そんな彼がキャサリンと彼女の息子の3人で疑似家族のようなものを体験するシーンは微笑ましかったのですが・・・ラストは切なすぎました。彼の年齢も、生き様も、すべてを受け入れようとしているキャサリンに彼は「遅すぎる」と告げる。ウィルには幸せになってもらいたかっただけに、「牧童としてしか生きられない」彼がもどかしくもあり・・・それと同時に、もう今更生き方なんか変えられないという彼の気持ちもわかるのです。でもやっぱりキャサリンと幸せになってほしかったなあ。
チャールトン・ヘストンは非常に好演してました。不器用だけれど、誠実な男。彼にはこういう役が似合ってますね。
1960年代の西部劇としては上出来の部類だと思います。私は好きですね。
(DVD)
監督/トム・グライス
出演/チャールトン・ヘストン
ジョーン・ハケット
チャールトン・ヘストン主演の西部劇。年齢を重ねたカウボーイの切なさが胸に沁みいる佳作でした。
50歳近くになっても牧童を続けているウィル・ペニーは、息子と共に旅をしているキャサリンに出逢う。ならず者に襲われ重傷を負ったウィルをキャサリンは手厚く看病する。2人は互いにほのかな愛情を抱くようになるが・・・というストーリー。
冒頭、ヘストン演じるウィルが「ジジイ」呼ばわりされるので、どんな老人かと思いきや、まだ50歳にもなっていないし、演じているヘストンだって素敵。でもあの時代、50歳近くにもなってカウボーイを続けるっていうのは相当キツかったんだろうなあ・・・。
幼い頃から牧童として生きてきたウィルは字も読めなければ、クリスマスの歌も知らない。そんな彼がキャサリンと彼女の息子の3人で疑似家族のようなものを体験するシーンは微笑ましかったのですが・・・ラストは切なすぎました。彼の年齢も、生き様も、すべてを受け入れようとしているキャサリンに彼は「遅すぎる」と告げる。ウィルには幸せになってもらいたかっただけに、「牧童としてしか生きられない」彼がもどかしくもあり・・・それと同時に、もう今更生き方なんか変えられないという彼の気持ちもわかるのです。でもやっぱりキャサリンと幸せになってほしかったなあ。
チャールトン・ヘストンは非常に好演してました。不器用だけれど、誠実な男。彼にはこういう役が似合ってますね。
1960年代の西部劇としては上出来の部類だと思います。私は好きですね。
(DVD)
by mayumi-68
| 2011-05-29 13:30
| ア行