ANA国内線【PR】
「アリス・クリードの失踪」
 2009年/イギリス
 監督/J・ブレイクソン
 出演/ジェマ・アータートン
    マーティン・コムストン
    エディ・マーサン

 登場人物はたったの3人。それでも飽きることなく観られるのは秀逸な脚本のおかげでしょうね。2人の誘拐犯と1人の人質。壮絶な駆け引きの物語。

 刑務所仲間のヴィック(エディ・マーサン)とダニー(マーティン・コムストン)は富豪の娘アリス・クリード(ジェマ・アータートン)を誘拐する。彼らは彼女の父親に身代金を要求するが・・・というストーリー。

 冒頭、ヴィックとダニーの2人が淡々と誘拐準備をしているところから始まる。アパートの一室の壁紙を張り替え、ベッドを買い、設置する。これからやろうとしている犯罪に対し、実に無駄のない動きでプロだな、と感じさせる。そしてアリスの誘拐・・・。これが、女性としてはかなり酷く、辛い。洋服をすべて切り裂き、裸にして写真を撮る。アリスの恐怖を考えるとゾッとする。だからこそ、後からわかるアリスとダニーの関係に驚き、アリスの怒りもわかるのだ。

 ヴィック、ダニー、アリス。3人の思惑が交錯する後半。誰が一番冷酷か?というと・・・ダニーのような気がするんだよなあ。ヴィックはある意味純粋。ダニーのことを疑っちゃいなかった。アリスはあそこまでされたんだから怒るのは当然。ではダニーは?彼の考えがイマイチ読めない。ヴィックとアリス、どちらを愛していた?・・・いや、彼が一番愛していたのは「お金」なんだなあと思う。

 ラストは当然の帰結ともいえる。アリスはあの後どうするんだろう。家に帰るとは思えないなぁ~。

(ヒューマントラストシネマ渋谷)

by mayumi-68 | 2011-06-28 19:15 | ア行 | Trackback(3) | Comments(0)
トラックバックURL : http://wcinema.exblog.jp/tb/16549961
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Tracked from soramove at 2011-07-18 11:54
タイトル : 映画「アリス・クリードの失踪」意外な展開の密室劇
「アリス・クリードの失踪」★★★☆ジェマ・アータートン、マーティン・コムストン、エディ・マーサン 出演J・ブレイクソン 監督101分 、2011年6月11日,2009,イギリス,ロングライド(原作:原題:THE DISAPPEARANCE OF ALICE CREED)                     →  ★映画のブログ★                     どんなブログが人気なのか知りたい←「富豪の娘アリス・グリードは二人組の男に誘拐され、監禁さ......more
Tracked from ・*・ etoile ・*・ at 2011-07-25 02:14
タイトル : 『アリス・クリードの失踪』
'11.07.15 『アリス・クリードの失踪』@ヒューマントラストシネマ有楽町これ気になってた。7月1日から実施された15%節電計画にともない、日替わりでフロア毎に17時退社を実施。残務処理担当の居残当番を残し、日次業務が終了していなくても、全員17時に退社するというもの。せっかくの早帰りを無駄にするのはもったいないので、映画見て帰ろうと思い立つ。調べてみたらちょうどいい時間。ってことで、行ってきた♪*ネタバレありです!「ダニーとヴィックの2人は、綿密な計画を立て、富豪の娘アリス・クリ......more
Tracked from はらやんの映画徒然草 at 2012-01-07 10:10
タイトル : 「アリス・クリードの失踪」 愛と嘘と疑心暗鬼
いやいや、圧巻でした。 ミニマムな作りながらも、全編まったくたるむことなく、最後...more
名前 :
URL :
削除用パスワード 
<< 「ハングオーバー!消えた花ムコ... 「スカイライン-征服-」 >>