2011年 08月 12日
「モールス」 |
2010年/アメリカ
監督/マット・リーヴス
出演/クロエ・グレース・モレッツ
コディ・スミット=マクフィー
スウェーデン映画「ぼくのエリ200歳の少女」のハリウッドリメイク版。オリジナルは北欧の寒々とした青みがかった映像が印象的でした。
いじめられっ子の12歳のオーウェン。彼の家の隣りに越してきた同い年ぐらいの裸足の少女アビー。2人は心を通わすようになるが、アビーには秘密があった・・・というストーリー。
ものすごくオリジナルに忠実なリメイク。これだけ忠実に作るなら、むしろリメイクする必要はないのでは?と思うほど。
オーウェンとアビー。この配役も悪くはない。アビーを演じたのは今や人気子役女優のクロエ・グレース・モレッツ。彼女の大人びた表情が「永遠の12歳」のアビーにリアリティを持たせている。
ただ、オリジナルと違うところは、アビーが獣のような表情に変化するところ。オリジナルにこれはなかった。でも、オリジナルのエリの方がミステリアスだったのも事実。
あと、アビーの保護者の若い頃の写真・・・これはちょっと衝撃。オリジナルにはなかったこの写真。まだ少年の彼と12歳のままのアビー。これがオーウェンの行く末を暗示しているようで恐ろしい・・・。
オリジナルに最大限の敬意を表した作品で、オリジナルのイメージを壊していない。寒々とした雰囲気も伝わってくる。でもやっぱり両方を観たことがある人ならオリジナルに軍配を上げるだろうなあ、とも思います。これはこれで悪くないんだけどね。リメイクする意味がなかったように感じられるほど”カラー”のない作品になってしまったのも事実。難しいところですね。
(TOHOシネマズららぽーと横浜)
監督/マット・リーヴス
出演/クロエ・グレース・モレッツ
コディ・スミット=マクフィー
スウェーデン映画「ぼくのエリ200歳の少女」のハリウッドリメイク版。オリジナルは北欧の寒々とした青みがかった映像が印象的でした。
いじめられっ子の12歳のオーウェン。彼の家の隣りに越してきた同い年ぐらいの裸足の少女アビー。2人は心を通わすようになるが、アビーには秘密があった・・・というストーリー。
ものすごくオリジナルに忠実なリメイク。これだけ忠実に作るなら、むしろリメイクする必要はないのでは?と思うほど。
オーウェンとアビー。この配役も悪くはない。アビーを演じたのは今や人気子役女優のクロエ・グレース・モレッツ。彼女の大人びた表情が「永遠の12歳」のアビーにリアリティを持たせている。
ただ、オリジナルと違うところは、アビーが獣のような表情に変化するところ。オリジナルにこれはなかった。でも、オリジナルのエリの方がミステリアスだったのも事実。
あと、アビーの保護者の若い頃の写真・・・これはちょっと衝撃。オリジナルにはなかったこの写真。まだ少年の彼と12歳のままのアビー。これがオーウェンの行く末を暗示しているようで恐ろしい・・・。
オリジナルに最大限の敬意を表した作品で、オリジナルのイメージを壊していない。寒々とした雰囲気も伝わってくる。でもやっぱり両方を観たことがある人ならオリジナルに軍配を上げるだろうなあ、とも思います。これはこれで悪くないんだけどね。リメイクする意味がなかったように感じられるほど”カラー”のない作品になってしまったのも事実。難しいところですね。
(TOHOシネマズららぽーと横浜)
by mayumi-68
| 2011-08-12 20:45
| マ行