2005年 06月 19日
「メトロで恋して」 |
2004年/フランス
監督/アルノー・ヴィアール
出演/ジュリアン・ボワッスリエ
ジュリー・ガイエ
メトロで出逢ったアントワーヌとクララの恋。二人の出逢いは微笑ましく、川のほとりでのダンスも素敵。多少のケンカはあっても二人は幸せだったのに、クララの病気が発覚したことにより、二人の関係は急転直下。前半が幸せだった分、後半の切なさ、哀しさが際立ちました。
自分のことばかり話す、と皆から指摘されていたアントワーヌ。彼は彼女の病気に対し、もっと誠実に対処すべきだったのだろう。なのに、不安を抱える彼女に対し、自分ことばかり話してしまった。一種の逃げだったのだろう。でも、彼女を傷つけるのには十分すぎた。
ただ、自分がアントワーヌの立場だったら?と思うと彼を責められない。綺麗事ばかり言ってられないと思うから。彼が「自分にはどうすることもできない」と言ったのは本音だったろうし、ある意味真実だったと思うから。
彼が最終的な結論を出すまで、どれほど思い悩んだか知れない。だからこそ、ラストの彼の穏やかだけれど決意を秘めた眼差しは、これからの二人を暗示しているかのようで、少しホッとした気持ちになりました。
(フランス映画祭横浜2005)
監督/アルノー・ヴィアール
出演/ジュリアン・ボワッスリエ
ジュリー・ガイエ
メトロで出逢ったアントワーヌとクララの恋。二人の出逢いは微笑ましく、川のほとりでのダンスも素敵。多少のケンカはあっても二人は幸せだったのに、クララの病気が発覚したことにより、二人の関係は急転直下。前半が幸せだった分、後半の切なさ、哀しさが際立ちました。
自分のことばかり話す、と皆から指摘されていたアントワーヌ。彼は彼女の病気に対し、もっと誠実に対処すべきだったのだろう。なのに、不安を抱える彼女に対し、自分ことばかり話してしまった。一種の逃げだったのだろう。でも、彼女を傷つけるのには十分すぎた。
ただ、自分がアントワーヌの立場だったら?と思うと彼を責められない。綺麗事ばかり言ってられないと思うから。彼が「自分にはどうすることもできない」と言ったのは本音だったろうし、ある意味真実だったと思うから。
彼が最終的な結論を出すまで、どれほど思い悩んだか知れない。だからこそ、ラストの彼の穏やかだけれど決意を秘めた眼差しは、これからの二人を暗示しているかのようで、少しホッとした気持ちになりました。
(フランス映画祭横浜2005)
by mayumi-68
| 2005-06-19 15:00
| マ行