2005年 09月 13日
「コーチ・カーター」 |
2005年/アメリカ
監督/トーマス・カーター
出演/サミュエル・L・ジャクソン
実話に基づく物語。サミュエル・L・ジャクソン主演。
カーターというコーチがリッチモンド高校バスケチームにやってくる。厳しいルールを掲げた彼に部員達は反発するが・・・というお話。
カーターは、バスケだけでなく、学業も両立させろという。このルールに生徒達だけでなく、親たちまでもが反発する。「この子からバスケを取ったら何も残らない」と。しかし、カーターはバスケだけでなく、生徒達の将来に目を向けていた。バスケだけでは生きてはいけない。大学に行って、未来を切り開け、と生徒達に伝えたかったのだ。カーターは、親よりも、生徒達の可能性を信じていたのだ。
白人のエリートコーチが来たら、生徒達は言うことをきかなかっただろう。しかし、カーターは、学校の卒業生で、全米選抜にも選ばれ、今現在、そこそこに成功している。そして黒人。成功を手に入れた黒人、というのはとても説得力がある。
なんだかんだ言っても、人種差別は根強く残っている。特にアフリカ系アメリカ人を取り巻く環境は厳しい。それがアメリカの現実だ。先日のハリケーン・カトリーナの被害でも、被害者はほとんど黒人だった。それを考えると、カーターの考え方は正しいと思うのだ。
黒人のことを、自らニガーと呼ぶな、と言ったのも、自分を蔑むな、誇りを持て、可能性を信じろと伝えたかったのだろう。
バスケだけでなく、人生を教えたカーター。そんな彼の想いを感じ取ったからこそ、選手達は彼についていったのだ。
一人のバスケコーチとの出逢いが、彼らの将来に光を与えた。彼こそ、真の教育者だったんだと感じました。
(テアトルタイムズスクエア)
監督/トーマス・カーター
出演/サミュエル・L・ジャクソン
実話に基づく物語。サミュエル・L・ジャクソン主演。
カーターというコーチがリッチモンド高校バスケチームにやってくる。厳しいルールを掲げた彼に部員達は反発するが・・・というお話。
カーターは、バスケだけでなく、学業も両立させろという。このルールに生徒達だけでなく、親たちまでもが反発する。「この子からバスケを取ったら何も残らない」と。しかし、カーターはバスケだけでなく、生徒達の将来に目を向けていた。バスケだけでは生きてはいけない。大学に行って、未来を切り開け、と生徒達に伝えたかったのだ。カーターは、親よりも、生徒達の可能性を信じていたのだ。
白人のエリートコーチが来たら、生徒達は言うことをきかなかっただろう。しかし、カーターは、学校の卒業生で、全米選抜にも選ばれ、今現在、そこそこに成功している。そして黒人。成功を手に入れた黒人、というのはとても説得力がある。
なんだかんだ言っても、人種差別は根強く残っている。特にアフリカ系アメリカ人を取り巻く環境は厳しい。それがアメリカの現実だ。先日のハリケーン・カトリーナの被害でも、被害者はほとんど黒人だった。それを考えると、カーターの考え方は正しいと思うのだ。
黒人のことを、自らニガーと呼ぶな、と言ったのも、自分を蔑むな、誇りを持て、可能性を信じろと伝えたかったのだろう。
バスケだけでなく、人生を教えたカーター。そんな彼の想いを感じ取ったからこそ、選手達は彼についていったのだ。
一人のバスケコーチとの出逢いが、彼らの将来に光を与えた。彼こそ、真の教育者だったんだと感じました。
(テアトルタイムズスクエア)
by mayumi-68
| 2005-09-13 19:00
| カ行