2006年 12月 05日
「マリー・アントワネット」 |
2006年/アメリカ・フランス・日本
監督/ソフィア・コッポラ
出演/キルスティン・ダンスト
ジェイソン・シュワルツマン
ソフィア・コッポラがマリー・アントワネットを描いた物語・・・ですが、歴史物として観ないほうがいいでしょう。ヴェルサイユ宮殿の中で起こる出来事しか描かれてませんから。華やかさの裏にある一般国民達の貧困は観客側の想像におまかせ、というところでしょうか。
この作品は、歴史よりもマリー・アントワネットその人に焦点を当て、彼女の孤独、焦り、哀しみを描いている。14歳でオーストリアからたった一人でフランスに嫁ぎ、夫ルイ16世との間にはなかなか子供ができず、そのストレスから浪費を続けた。そんな彼女の心の葛藤を、ソフィア・コッポラは現代風に、POPに描いてます。時代考証はほとんど無視・・・まあ、それが焦点の作品ではないですからね~。
ただ、彼女達の派手な暮らしぶりには思わず眉根を寄せてしまいます。無知だったんだと言えばそうなのかもしれないけれど、私に言わせれば”無知も罪”ですから。
なんだか、あまりにもアホっぽく描かれすぎてて、彼女に同情できませんね。あと、いくら彼女が中心といえども、もっと歴史を描くべきだったのでは?と思います。
歴史上の人物に手を出すのは、ソフィアにとっては荷が重かったんじゃないの?とも思いますね・・・。
華やかで、斬新ではあるけれど、なんか微妙・・・な作品でしたね。
(試写会 ヤクルトホール)
監督/ソフィア・コッポラ
出演/キルスティン・ダンスト
ジェイソン・シュワルツマン
ソフィア・コッポラがマリー・アントワネットを描いた物語・・・ですが、歴史物として観ないほうがいいでしょう。ヴェルサイユ宮殿の中で起こる出来事しか描かれてませんから。華やかさの裏にある一般国民達の貧困は観客側の想像におまかせ、というところでしょうか。
この作品は、歴史よりもマリー・アントワネットその人に焦点を当て、彼女の孤独、焦り、哀しみを描いている。14歳でオーストリアからたった一人でフランスに嫁ぎ、夫ルイ16世との間にはなかなか子供ができず、そのストレスから浪費を続けた。そんな彼女の心の葛藤を、ソフィア・コッポラは現代風に、POPに描いてます。時代考証はほとんど無視・・・まあ、それが焦点の作品ではないですからね~。
ただ、彼女達の派手な暮らしぶりには思わず眉根を寄せてしまいます。無知だったんだと言えばそうなのかもしれないけれど、私に言わせれば”無知も罪”ですから。
なんだか、あまりにもアホっぽく描かれすぎてて、彼女に同情できませんね。あと、いくら彼女が中心といえども、もっと歴史を描くべきだったのでは?と思います。
歴史上の人物に手を出すのは、ソフィアにとっては荷が重かったんじゃないの?とも思いますね・・・。
華やかで、斬新ではあるけれど、なんか微妙・・・な作品でしたね。
(試写会 ヤクルトホール)
by mayumi-68
| 2006-12-05 18:30
| マ行