2006年 12月 19日
「みえない雲」 |
2006年/ドイツ
監督/グレゴール・シュニッツラー
出演/パウラ・カレンベルク
フランツ・ディンダ
原作はチェルノブイリ原発事故翌年の87年に発表され、ベストセラーとなった小説。
高校3年生のハンナはある日、転校生のエルマーから呼び出され、突然キスされる。しかしその時、サイレンが鳴り響き、原発で事故が起こったことを知らされる。街はパニックに陥るが・・・というストーリー。
実際にドイツで稼動中の原発は17.そして日本はそれを遥かに上回る55。この作品を観て、恐怖を感じる人も多いだろう。しかし、だからといって一概に「原発は危ないからダメだ」とは言い切れないのもまた事実。風力、水力、火力だけでは日本のエネルギーは賄いきれないのだ。現に、数年前に原発が事故を起こして停止した時、日本のエネルギー供給は危機に陥った。代替エネルギーを考えるべきだとは思うが、今すぐすべての原発を停止することなんて不可能なのだ。危機管理をきちんとするしかない。
この作品で次々にハンナに襲い掛かる過酷な運命。それでも未来を信じて生きる彼女の姿は清々しくもある。ハンナ役のパウラ・カレンベルクは見事でした。あとエルマー役のフランツ・ディンダはキアヌ・リーブスに似てましたね。これから人気出るんじゃないでしょうか。
ドイツ以外でまず公開されるのは日本だそうだ。放射能の恐ろしさを知っているからこそ、日本人の我々はこの映画を厳粛に受け止めるべきなのかもしれないですね。
(試写会 一ツ橋ホール)
監督/グレゴール・シュニッツラー
出演/パウラ・カレンベルク
フランツ・ディンダ
原作はチェルノブイリ原発事故翌年の87年に発表され、ベストセラーとなった小説。
高校3年生のハンナはある日、転校生のエルマーから呼び出され、突然キスされる。しかしその時、サイレンが鳴り響き、原発で事故が起こったことを知らされる。街はパニックに陥るが・・・というストーリー。
実際にドイツで稼動中の原発は17.そして日本はそれを遥かに上回る55。この作品を観て、恐怖を感じる人も多いだろう。しかし、だからといって一概に「原発は危ないからダメだ」とは言い切れないのもまた事実。風力、水力、火力だけでは日本のエネルギーは賄いきれないのだ。現に、数年前に原発が事故を起こして停止した時、日本のエネルギー供給は危機に陥った。代替エネルギーを考えるべきだとは思うが、今すぐすべての原発を停止することなんて不可能なのだ。危機管理をきちんとするしかない。
この作品で次々にハンナに襲い掛かる過酷な運命。それでも未来を信じて生きる彼女の姿は清々しくもある。ハンナ役のパウラ・カレンベルクは見事でした。あとエルマー役のフランツ・ディンダはキアヌ・リーブスに似てましたね。これから人気出るんじゃないでしょうか。
ドイツ以外でまず公開されるのは日本だそうだ。放射能の恐ろしさを知っているからこそ、日本人の我々はこの映画を厳粛に受け止めるべきなのかもしれないですね。
(試写会 一ツ橋ホール)
by mayumi-68
| 2006-12-19 18:30
| マ行