2007年 03月 16日
「善き人のためのソナタ」 |
2006年/ドイツ
監督/フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演/ウルリッヒ・ミューエ
マルティナ・ゲデック
東ドイツを舞台にした作品。アカデミー外国語映画賞受賞作でもあります。
社会主義国の東ドイツ。劇作家ドライマンと恋人である舞台女優クリスタの監視を命じられたヴィースラー。彼は屋根裏で盗聴を始めるが、いつしか彼らの芸術と愛に惹かれていく、というお話。
冷酷な男だったヴィースラーの中に訪れる心の変化。盗聴しながらも二人を救いたいという矛盾。言論、思想、表現の自由の尊さを痛感しました。
二人の悲しすぎる結末。そして、盗聴されていた事実に愕然としながらも自分が守られていたことに気付き、本に献辞の言葉を添えたドライマン(←すごい良い人すぎ)。
自分の身が危なくなっても二人を救おうとしたヴィースラーの姿に芸術は人の心を変えさせるものがあるんだ・・・と改めて実感。同時に、こんな悲劇は繰り返してほしくないと思いました。
でも実際にまだ、検閲等、言論や自由が制限されている国はたくさんあるんだよなあ・・・と少し哀しくなりましたね。
(シネマライズ)
監督/フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演/ウルリッヒ・ミューエ
マルティナ・ゲデック
東ドイツを舞台にした作品。アカデミー外国語映画賞受賞作でもあります。
社会主義国の東ドイツ。劇作家ドライマンと恋人である舞台女優クリスタの監視を命じられたヴィースラー。彼は屋根裏で盗聴を始めるが、いつしか彼らの芸術と愛に惹かれていく、というお話。
冷酷な男だったヴィースラーの中に訪れる心の変化。盗聴しながらも二人を救いたいという矛盾。言論、思想、表現の自由の尊さを痛感しました。
二人の悲しすぎる結末。そして、盗聴されていた事実に愕然としながらも自分が守られていたことに気付き、本に献辞の言葉を添えたドライマン(←すごい良い人すぎ)。
自分の身が危なくなっても二人を救おうとしたヴィースラーの姿に芸術は人の心を変えさせるものがあるんだ・・・と改めて実感。同時に、こんな悲劇は繰り返してほしくないと思いました。
でも実際にまだ、検閲等、言論や自由が制限されている国はたくさんあるんだよなあ・・・と少し哀しくなりましたね。
(シネマライズ)
by mayumi-68
| 2007-03-16 13:45
| ヤ行