2001年 05月 01日
「グリーンフィンガーズ」 |
2000年/イギリス
監督/ジョエル・ハーシュマン
出演/クライヴ・オーウェン
デビット・ケリー
やっぱり、イギリス映画っていいよなあ、と再確認させられた映画。日本人とイギリス人って感覚似てるのかなあ。
刑務所の囚人達がガーデニングに目覚め、やがてはガーデニング大会に出場する、というストーリー。
主人公のコリンは辛い過去を背負っている。けれども、優しい心を持っていて、そんな彼の優しい心に気づいた同室の老人が彼の花の種をプレゼントしたのがきっかけ。この老人が、とても重要な役どころになってます。コリンの心を開き、解放させてあげたのはまさしくこの老人だったと思う。
囚人といえども、全員が根っからの悪党というわけではない。それぞれの過去を背負いながら、皆今を生きている。「命の意味を知っているのは人を殺した俺だけだ。でも、命を作り出すこと、育てることを覚えた」(←確かこんなセリフだった)と語ったコリンの言葉は深い。
刑務所が舞台ということで、もっと重々しいものを想像していたけれど、この映画全編に流れる温かさはイギリス映画ならではだと思った。ハリウッド映画のように大げさな展開にするのではない。フランス映画のように難解なわけでもない。イギリス映画は「人」を表現するのが上手だ。有名人ではない。一般人。労働階級の人々。子供達。そういった人達の生活をイギリス映画は実に温かく表現している。本物の愛があふれていると思う。
この映画もまさにそういう映画。本当に素敵な映画です。ちなみに実話を元にして作られた映画だそうです。
(シャンテ・シネ)
監督/ジョエル・ハーシュマン
出演/クライヴ・オーウェン
デビット・ケリー
やっぱり、イギリス映画っていいよなあ、と再確認させられた映画。日本人とイギリス人って感覚似てるのかなあ。
刑務所の囚人達がガーデニングに目覚め、やがてはガーデニング大会に出場する、というストーリー。
主人公のコリンは辛い過去を背負っている。けれども、優しい心を持っていて、そんな彼の優しい心に気づいた同室の老人が彼の花の種をプレゼントしたのがきっかけ。この老人が、とても重要な役どころになってます。コリンの心を開き、解放させてあげたのはまさしくこの老人だったと思う。
囚人といえども、全員が根っからの悪党というわけではない。それぞれの過去を背負いながら、皆今を生きている。「命の意味を知っているのは人を殺した俺だけだ。でも、命を作り出すこと、育てることを覚えた」(←確かこんなセリフだった)と語ったコリンの言葉は深い。
刑務所が舞台ということで、もっと重々しいものを想像していたけれど、この映画全編に流れる温かさはイギリス映画ならではだと思った。ハリウッド映画のように大げさな展開にするのではない。フランス映画のように難解なわけでもない。イギリス映画は「人」を表現するのが上手だ。有名人ではない。一般人。労働階級の人々。子供達。そういった人達の生活をイギリス映画は実に温かく表現している。本物の愛があふれていると思う。
この映画もまさにそういう映画。本当に素敵な映画です。ちなみに実話を元にして作られた映画だそうです。
(シャンテ・シネ)
by mayumi-68
| 2001-05-01 19:26
| カ行