2007年 04月 13日
「熊座の淡き星影」 |
1965年/イタリア
監督/ルキノ・ヴィスコンティ
出演/クラウディア・カルディナーレ
ジャン・ソレル
アメリカ人のアンドリューと結婚したサンドラは、彼を連れて故郷の南イタリアへ戻る。そこで彼女は弟のジャンニと久しぶりに再会するのだが・・・というストーリー。
ヴィスコンティが描く、姉と弟の親密な関係。ヴィスコンティらしい独特な雰囲気がありますね。
サンドラを演じるのはクラウディア・カルディナーレ。ヴィスコンティ作品では「山猫」に出てましたね。気の強さが瞳に表れている女優さん。暗闇で彼女の瞳が光っているシーンがあるんですけど、ヴィスコンティは彼女の目力を強調したくて撮ったのかなあ、と思う。
姉への想いがかなえられないと知ったジャンニは服毒自殺をはかるのだが、死の間際「死にたくない」と繰り返す。そこに人間の本当の心理が表れていて、結構強烈なシーンだった。
もちろん、ヴィスコンティらしい豪華な装飾も見事。でもその華やかさ以上に人の心の闇を描いた作品だと思った。
(録画)
監督/ルキノ・ヴィスコンティ
出演/クラウディア・カルディナーレ
ジャン・ソレル
アメリカ人のアンドリューと結婚したサンドラは、彼を連れて故郷の南イタリアへ戻る。そこで彼女は弟のジャンニと久しぶりに再会するのだが・・・というストーリー。
ヴィスコンティが描く、姉と弟の親密な関係。ヴィスコンティらしい独特な雰囲気がありますね。
サンドラを演じるのはクラウディア・カルディナーレ。ヴィスコンティ作品では「山猫」に出てましたね。気の強さが瞳に表れている女優さん。暗闇で彼女の瞳が光っているシーンがあるんですけど、ヴィスコンティは彼女の目力を強調したくて撮ったのかなあ、と思う。
姉への想いがかなえられないと知ったジャンニは服毒自殺をはかるのだが、死の間際「死にたくない」と繰り返す。そこに人間の本当の心理が表れていて、結構強烈なシーンだった。
もちろん、ヴィスコンティらしい豪華な装飾も見事。でもその華やかさ以上に人の心の闇を描いた作品だと思った。
(録画)
by mayumi-68
| 2007-04-13 10:10
| カ行