2007年 05月 02日
「For Me and My Gal」 |
1942年/アメリカ
監督/バズビー・バークレー
出演/ジュディ・ガーランド
ジーン・ケリー
ジョージ・マーフィー
ジーン・ケリーの映画デビュー作。主演はジュディ・ガーランド。
各地でステージに出演している旅芸人の踊り子ジョー(ジュディ・ガーランド)は、地方のステージでハリー(ジーン・ケリー)というダンサーに出逢う。彼女の素質を見抜いたハリーは、一緒に組まないかと申し出る。彼女にはジミー(ジョージ・マーフィー)という相棒がいるため、一旦は断るが、カフェでハリーと歌って踊り、その素晴らしさに心が揺れる。ジミーの勧めもあり、ハリーと組んで各地を回ることにしたジョーは次第にハリーに惹かれていく。しかしハリーには野心があり、大物歌手の女性に近づいていく。コンビ解消の話に泣き出してしまったジョーを慰めるうち、ハリーは自分の気持ちに気付き、彼女との結婚を決意する。二人のショーはニューヨークでも認められ、これからというときに、ハリーに召集令状が届く。軍隊に入りたくないハリーはわざとトランクで手を挟み、徴兵を免れるが、そこへジョーの弟エディが戦死したとの知らせが届く。ショックを受けた彼女は、ハリーが兵役逃れをしたことを知り、彼を責め「二度と顔も見たくない」と言う。彼女の言葉に反省したハリーは、なんとか軍隊に入ろうとするのだが・・・というストーリー。
日本語字幕なしで観ましたが、さすがにこの頃のミュージカルはわかりやすくて、問題なく観賞できました!それにしてもジュディとジーンの共演作なのに何故DVD化されない?(しかもジーンのデビュー作!)と思っていたのですが、作品を観て納得。前半は非常に楽しいのですが、後半は戦意高揚映画一直線なのです!お話は1916年、第一次世界大戦の時代設定ですが、実際に製作された年は1942年。第二次世界大戦の真っ只中ですもんね。日本でDVD化されないのもわかります・・・。この映画、The Endの後に「戦争のためにお金を寄付してね」的なメッセージまで流れるんだから・・・。
監督はバズビー・バークレー。「ザッツ・ダンシング!」で彼の視覚に訴える美しい映像の数々を知っていたので(ミュージカル映画を支えた人です)、この作品の後半部分は彼らしくないなあ、と思ってしまいます。彼も意図しないところでしょうね。時代のせいとはいえ、残念な気もします。
でも!この作品の前半は本当に楽しい!映画デビューのジーン・ケリーが実に生き生きと演じていて、そしてすごくハンサムです。カッコイイなあ、と観てて惚れ惚れ。(←ファンの欲目ですから・・・)
そしてジュディ・ガーランドもカワイイ!ハリーが初めてジョーを見た時、彼女のことを「スプリング・タイム」と呼ぶのですが、それも納得の輝くような可愛らしさがあります。
そして、二人がカフェで歌い踊る「For Me and My Gal」の場面の素晴らしさ!ジュディとジーンの声のバランスっていいですね。最初彼女がピアノの弾き語りで歌っていて、途中からジーンがハモるのですが、これが絶妙!そして二人のダンスも軽やかで本当に素敵でした。
作品の途中から国策映画のようになってしまうのは本当に残念ですが、この二人の秀逸な場面は観るべき価値があったと思いますね。
(VIDEO)
監督/バズビー・バークレー
出演/ジュディ・ガーランド
ジーン・ケリー
ジョージ・マーフィー
ジーン・ケリーの映画デビュー作。主演はジュディ・ガーランド。
各地でステージに出演している旅芸人の踊り子ジョー(ジュディ・ガーランド)は、地方のステージでハリー(ジーン・ケリー)というダンサーに出逢う。彼女の素質を見抜いたハリーは、一緒に組まないかと申し出る。彼女にはジミー(ジョージ・マーフィー)という相棒がいるため、一旦は断るが、カフェでハリーと歌って踊り、その素晴らしさに心が揺れる。ジミーの勧めもあり、ハリーと組んで各地を回ることにしたジョーは次第にハリーに惹かれていく。しかしハリーには野心があり、大物歌手の女性に近づいていく。コンビ解消の話に泣き出してしまったジョーを慰めるうち、ハリーは自分の気持ちに気付き、彼女との結婚を決意する。二人のショーはニューヨークでも認められ、これからというときに、ハリーに召集令状が届く。軍隊に入りたくないハリーはわざとトランクで手を挟み、徴兵を免れるが、そこへジョーの弟エディが戦死したとの知らせが届く。ショックを受けた彼女は、ハリーが兵役逃れをしたことを知り、彼を責め「二度と顔も見たくない」と言う。彼女の言葉に反省したハリーは、なんとか軍隊に入ろうとするのだが・・・というストーリー。
日本語字幕なしで観ましたが、さすがにこの頃のミュージカルはわかりやすくて、問題なく観賞できました!それにしてもジュディとジーンの共演作なのに何故DVD化されない?(しかもジーンのデビュー作!)と思っていたのですが、作品を観て納得。前半は非常に楽しいのですが、後半は戦意高揚映画一直線なのです!お話は1916年、第一次世界大戦の時代設定ですが、実際に製作された年は1942年。第二次世界大戦の真っ只中ですもんね。日本でDVD化されないのもわかります・・・。この映画、The Endの後に「戦争のためにお金を寄付してね」的なメッセージまで流れるんだから・・・。
監督はバズビー・バークレー。「ザッツ・ダンシング!」で彼の視覚に訴える美しい映像の数々を知っていたので(ミュージカル映画を支えた人です)、この作品の後半部分は彼らしくないなあ、と思ってしまいます。彼も意図しないところでしょうね。時代のせいとはいえ、残念な気もします。
でも!この作品の前半は本当に楽しい!映画デビューのジーン・ケリーが実に生き生きと演じていて、そしてすごくハンサムです。カッコイイなあ、と観てて惚れ惚れ。(←ファンの欲目ですから・・・)
そしてジュディ・ガーランドもカワイイ!ハリーが初めてジョーを見た時、彼女のことを「スプリング・タイム」と呼ぶのですが、それも納得の輝くような可愛らしさがあります。
そして、二人がカフェで歌い踊る「For Me and My Gal」の場面の素晴らしさ!ジュディとジーンの声のバランスっていいですね。最初彼女がピアノの弾き語りで歌っていて、途中からジーンがハモるのですが、これが絶妙!そして二人のダンスも軽やかで本当に素敵でした。
作品の途中から国策映画のようになってしまうのは本当に残念ですが、この二人の秀逸な場面は観るべき価値があったと思いますね。
(VIDEO)
by mayumi-68
| 2007-05-02 20:30
| ハ行