2007年 06月 08日
「凡てこの世も天国も」 |
1940年/アメリカ
監督/アナトール・リトヴァク
出演/ベティ・デイヴィス
シャルル・ボワイエ
実話に基づくベストセラー小説の映画化。
アメリカの女学校に教師として赴任してきたアンリエット。しかし、彼女が過去にある事件に巻き込まれ、逮捕されていたことが生徒達の間で噂になっていた。そこで、アンリエットは真実を語り始める。
パリのプラスラン公爵の子供達の家庭教師として雇われたアンリエット。子供達はすぐに彼女になつくが、公爵夫人はアンリエットとプラスラン公爵の仲を疑う。アンリエットは夫人に解雇されてしまうが、夫人が殺されるという事件が起こる・・・というストーリー。
ベティ・デイヴィスは決して美人女優ではないのですが、この作品では毅然として、それでいて愛情深いアンリエットを非常に魅力的に演じています。彼女ならプラスラン公爵が惹かれるのも納得、と思います。
プラスラン公爵を演じたシャルル・ボワイエも素敵です!(←毎度のことですが・・・)
子供達を愛し、大切にしている父親を実に自然に演じていました。特に娘とダンスを踊っているシーンがいいです。
観ている側は、この二人に幸せになってほしい!と思うのですが、そううまくはいかないんですよね。異常な程の愛を夫だけに向ける夫人の激しい嫉妬が悲劇を招くわけですが・・・夫人側から見たら、また違ったお話になるのかもしれませんが。この人もまた、不幸なのです。
ただ、終盤の展開は謎ですね。どうして公爵は真実を告げようとしなかったの?そのままにしていたらアンリエットが有罪になってしまうのに!(というか、あんな裏づけもなしに逮捕しないだろうに)。彼の最期の告白は彼女に聞かせてあげたかった・・・。
ちなみに原作には続きがあり、アンリエットが牧師ヘンリーと結婚し、幸せに暮らした・・・ということです。そうでなきゃ救われませんよね。
(VIDEO)
監督/アナトール・リトヴァク
出演/ベティ・デイヴィス
シャルル・ボワイエ
実話に基づくベストセラー小説の映画化。
アメリカの女学校に教師として赴任してきたアンリエット。しかし、彼女が過去にある事件に巻き込まれ、逮捕されていたことが生徒達の間で噂になっていた。そこで、アンリエットは真実を語り始める。
パリのプラスラン公爵の子供達の家庭教師として雇われたアンリエット。子供達はすぐに彼女になつくが、公爵夫人はアンリエットとプラスラン公爵の仲を疑う。アンリエットは夫人に解雇されてしまうが、夫人が殺されるという事件が起こる・・・というストーリー。
ベティ・デイヴィスは決して美人女優ではないのですが、この作品では毅然として、それでいて愛情深いアンリエットを非常に魅力的に演じています。彼女ならプラスラン公爵が惹かれるのも納得、と思います。
プラスラン公爵を演じたシャルル・ボワイエも素敵です!(←毎度のことですが・・・)
子供達を愛し、大切にしている父親を実に自然に演じていました。特に娘とダンスを踊っているシーンがいいです。
観ている側は、この二人に幸せになってほしい!と思うのですが、そううまくはいかないんですよね。異常な程の愛を夫だけに向ける夫人の激しい嫉妬が悲劇を招くわけですが・・・夫人側から見たら、また違ったお話になるのかもしれませんが。この人もまた、不幸なのです。
ただ、終盤の展開は謎ですね。どうして公爵は真実を告げようとしなかったの?そのままにしていたらアンリエットが有罪になってしまうのに!(というか、あんな裏づけもなしに逮捕しないだろうに)。彼の最期の告白は彼女に聞かせてあげたかった・・・。
ちなみに原作には続きがあり、アンリエットが牧師ヘンリーと結婚し、幸せに暮らした・・・ということです。そうでなきゃ救われませんよね。
(VIDEO)
by mayumi-68
| 2007-06-08 12:30
| サ行