2007年 06月 10日
「凱旋門」 |
1948年/アメリカ
監督/リュイス・マイルストン
出演/シャルル・ボワイエ
イングリット・バーグマン
「ガス燈」で共演したシャルル・ボワイエとイングリット・バーグマンが再び組んだ作品。
第二次世界大戦前のパリ。亡命者のラヴィックは、ジョーンという女性と出逢う。二人は愛し合うようになるが、時代の波に翻弄されていく・・・というストーリー。
暗いです。ストーリーはもちろん暗いのですが、画面が暗すぎます!ほとんどが夜の場面ということもあるのでしょうが、暗すぎて主演二人の顔が見えん、という状態になることもしばしば・・・。これってデジタルリマスターしたDVDならちゃんと観えるのかなあ。
ラヴィックを演じたシャルル・ボワイエは本当にパリがよく似合う。この人以上にフランス人らしい人なんていないでしょうに、ドイツ人の役とは(笑)。でも、洗練された大人の男を演じさせたらこの人は天下一品。この作品でもいかんなくそれを発揮しています。ラヴィックという人物は、面倒見が良くて、優しくて、気品があります。でも、愛する者を失ったことにより、復讐心を胸に秘めている、という複雑な面を持ち合わせています。でも、シャルル・ボワイエが演じるとキャラクターに一貫性が感じられますね。さすが名優です。
ジョーンを演じたのはイングリット・バーグマン。こちらは情緒不安定な女性です。これはバーグマンが悪いのではなく、脚本が悪いんだと思う・・・。感情移入しにくいキャラです。観客はどちらの視点で観るか?と言ったらラヴック側だと思います。(私がシャルル・ボワイエのファンだということを差し引いても)
いろいろな映画評で結構酷評されていたので、どうなんだろう?と多少覚悟して観たのですが、それほど酷くないと思います。シャルル・ボワイエのファンなら彼のカッコよさを堪能できます。・・・やっぱりファンだからか(笑)。
(VIDEO)
監督/リュイス・マイルストン
出演/シャルル・ボワイエ
イングリット・バーグマン
「ガス燈」で共演したシャルル・ボワイエとイングリット・バーグマンが再び組んだ作品。
第二次世界大戦前のパリ。亡命者のラヴィックは、ジョーンという女性と出逢う。二人は愛し合うようになるが、時代の波に翻弄されていく・・・というストーリー。
暗いです。ストーリーはもちろん暗いのですが、画面が暗すぎます!ほとんどが夜の場面ということもあるのでしょうが、暗すぎて主演二人の顔が見えん、という状態になることもしばしば・・・。これってデジタルリマスターしたDVDならちゃんと観えるのかなあ。
ラヴィックを演じたシャルル・ボワイエは本当にパリがよく似合う。この人以上にフランス人らしい人なんていないでしょうに、ドイツ人の役とは(笑)。でも、洗練された大人の男を演じさせたらこの人は天下一品。この作品でもいかんなくそれを発揮しています。ラヴィックという人物は、面倒見が良くて、優しくて、気品があります。でも、愛する者を失ったことにより、復讐心を胸に秘めている、という複雑な面を持ち合わせています。でも、シャルル・ボワイエが演じるとキャラクターに一貫性が感じられますね。さすが名優です。
ジョーンを演じたのはイングリット・バーグマン。こちらは情緒不安定な女性です。これはバーグマンが悪いのではなく、脚本が悪いんだと思う・・・。感情移入しにくいキャラです。観客はどちらの視点で観るか?と言ったらラヴック側だと思います。(私がシャルル・ボワイエのファンだということを差し引いても)
いろいろな映画評で結構酷評されていたので、どうなんだろう?と多少覚悟して観たのですが、それほど酷くないと思います。シャルル・ボワイエのファンなら彼のカッコよさを堪能できます。・・・やっぱりファンだからか(笑)。
(VIDEO)
by mayumi-68
| 2007-06-10 09:30
| カ行