2007年 06月 11日
「コンペティション」 |
1980年/アメリカ
監督/ジョエル・オリアンスキー
出演/リチャード・ドレイファス
エイミー・アービング
リー・レミック
ピアニストを目指し、コンクールに出続けるポール(リチャード・ドレイファス)は、実力はあるのだが、いつも優勝できない。参加資格30歳ギリギリのため、背水の陣で臨んだコンクールで、彼はライバルのハイジ(エイミー・アービング)と恋に落ちてしまう、というストーリー。
リチャード・ドレイファスがとにかくうまい!ちゃんとピアノを弾いていて驚きです。彼はこの役のために半年間特訓したそうです。役者バカというかなんというか・・・。(←褒めてます)
ポールという男は音楽に対する情熱は人一倍あるけれど、人間的に弱く、ズルかったりもする。彼にとって優勝以外は意味がない。だから時折、感情を抑えきれずに爆発し、相手の心を傷つける。「僕たちは運命共同体」と言ったくせに、いざハイジが優勝となると素直に喜んであげられない。なんとも卑怯な男。でも、それが人間であり、本音だと思うのだ。むしろ、彼女を祝福するほうが嘘臭いと思ってしまう。だって、観ている私たちは、彼にとってこのコンクールがどれだけ大事か知っているから。
・・・そんな人間の心の複雑さをリチャード・ドレイファスが実に表情豊かに見事に演じていて、この人は本当に名優だ、と感心させられた。それにしてもこの作品って「グッバイ・ガール」より後の作品なんですね。こっちの方が若く見える・・・。役柄によってガラリと変わる彼の演技の幅の広さに脱帽です。
(VIDEO)
監督/ジョエル・オリアンスキー
出演/リチャード・ドレイファス
エイミー・アービング
リー・レミック
ピアニストを目指し、コンクールに出続けるポール(リチャード・ドレイファス)は、実力はあるのだが、いつも優勝できない。参加資格30歳ギリギリのため、背水の陣で臨んだコンクールで、彼はライバルのハイジ(エイミー・アービング)と恋に落ちてしまう、というストーリー。
リチャード・ドレイファスがとにかくうまい!ちゃんとピアノを弾いていて驚きです。彼はこの役のために半年間特訓したそうです。役者バカというかなんというか・・・。(←褒めてます)
ポールという男は音楽に対する情熱は人一倍あるけれど、人間的に弱く、ズルかったりもする。彼にとって優勝以外は意味がない。だから時折、感情を抑えきれずに爆発し、相手の心を傷つける。「僕たちは運命共同体」と言ったくせに、いざハイジが優勝となると素直に喜んであげられない。なんとも卑怯な男。でも、それが人間であり、本音だと思うのだ。むしろ、彼女を祝福するほうが嘘臭いと思ってしまう。だって、観ている私たちは、彼にとってこのコンクールがどれだけ大事か知っているから。
・・・そんな人間の心の複雑さをリチャード・ドレイファスが実に表情豊かに見事に演じていて、この人は本当に名優だ、と感心させられた。それにしてもこの作品って「グッバイ・ガール」より後の作品なんですね。こっちの方が若く見える・・・。役柄によってガラリと変わる彼の演技の幅の広さに脱帽です。
(VIDEO)
by mayumi-68
| 2007-06-11 15:30
| カ行