2007年 06月 20日
「ゲームの規則」 |
1939年/フランス
監督/ジャン・ルノワール
出演/マルセル・ダリオ
ジャン・ルノワール
ノラ・グレゴール
ジャン・ルノワールが監督、そして出演もした作品。
侯爵ロベール、その妻クリスチーヌ、クリスチーヌに想いを寄せる飛行士アンドレ、アンドレとロベールの共通の友人オクターヴ、クリスチーヌの小間使いリゼット、リゼットの夫の森番、ロベールの愛人ジュスビエーブ・・・と、登場人物がやたらと多い作品。しかも誰と誰が愛人関係で・・・とグチャグチャな関係図。フランスらしいと言えばそれまでなのですが(爆)、普通の道徳心をもってすれば、呆れかえってしまうほどの無節操ぶり。しかし、傍目から見て無節操でも、彼らにはちゃんと「規則」があるわけで。そんな彼ら貴族の恋模様。そしてそんな彼らに貴族の衰退を感じました。
この作品、誰が一番したたかか?と言えば、実は一見弱そうなクリスチーヌだと思う。誰にでもなびくその姿にちょっとイライラ。しかもこの女優さん、あまりうまいと思えない。
侯爵ロベールを演じたマルセル・ダリオはフランス人らしい俳優。どことなくシャルル・ボワイエに似てます。顔じゃなく、雰囲気が。
あとこの作品、何度となく狩りのシーンが出てくるのですが、ウサギや鳥が撃ち殺される場面は嫌な気持ちになりました。ゲームで殺される動物達が可哀想。
結局、この狩りの場面はラストの悲劇への伏線なのかもしれませんね。
あと、ロベールが趣味としているからくり人形。この人形がまた空虚さを醸し出していました。
(DVD)
監督/ジャン・ルノワール
出演/マルセル・ダリオ
ジャン・ルノワール
ノラ・グレゴール
ジャン・ルノワールが監督、そして出演もした作品。
侯爵ロベール、その妻クリスチーヌ、クリスチーヌに想いを寄せる飛行士アンドレ、アンドレとロベールの共通の友人オクターヴ、クリスチーヌの小間使いリゼット、リゼットの夫の森番、ロベールの愛人ジュスビエーブ・・・と、登場人物がやたらと多い作品。しかも誰と誰が愛人関係で・・・とグチャグチャな関係図。フランスらしいと言えばそれまでなのですが(爆)、普通の道徳心をもってすれば、呆れかえってしまうほどの無節操ぶり。しかし、傍目から見て無節操でも、彼らにはちゃんと「規則」があるわけで。そんな彼ら貴族の恋模様。そしてそんな彼らに貴族の衰退を感じました。
この作品、誰が一番したたかか?と言えば、実は一見弱そうなクリスチーヌだと思う。誰にでもなびくその姿にちょっとイライラ。しかもこの女優さん、あまりうまいと思えない。
侯爵ロベールを演じたマルセル・ダリオはフランス人らしい俳優。どことなくシャルル・ボワイエに似てます。顔じゃなく、雰囲気が。
あとこの作品、何度となく狩りのシーンが出てくるのですが、ウサギや鳥が撃ち殺される場面は嫌な気持ちになりました。ゲームで殺される動物達が可哀想。
結局、この狩りの場面はラストの悲劇への伏線なのかもしれませんね。
あと、ロベールが趣味としているからくり人形。この人形がまた空虚さを醸し出していました。
(DVD)
by mayumi-68
| 2007-06-20 09:30
| カ行