2007年 06月 22日
「めぐり逢い」 |
1957年/アメリカ
監督/レオ・マッケリー
出演/ケイリー・グラント
デボラ・カー
1939年のシャルル・ボワイエ、アイリーン・ダン主演の作品をレオ・マッケリー監督がケイリー・グラント、デボラ・カーで再映画化した作品。これが一番有名ですよね。
正直に言ってしまうと、これ、再映画化する理由があったんでしょうか?同じシチュエーション、同じセリフ・・・多少趣向を変えるならまだしも、同じ監督がここまでそっくりな作品を作る意図がわからないのです。観る順番にもよるのでしょうが、私は1939年版で、この作品は完成されたと思っています。特に、チャペルの中でのシーン。あれは1939年版の撮り方の方が秀逸でしょう。光と影の見事なコントラストがアイリーン・ダン演じるテリーの静謐な美しさを表現していました。なのに、1957年版では普通に前から撮影してなんの工夫もない!あの美しい場面を~と何度思ったことか。
クライマックスの二人の会話もほぼ同じ。あそこまで一緒って・・・手抜き?(爆) ただ、演じる俳優によって違うな、と思ったのは1939年版ではシャルル・ボワイエがにこやかに笑みをたたえながら柔らかに皮肉を言う。1957年版のケイリー・グラントは、わりと詰問口調。これ、フランス人とアメリカ人の違いなんですかね・・・。
ちなみに、デボラ・カーの歌は吹き替えですが、アイリーン・ダンはもともとミュージカル女優なのでちゃんと歌ってます。
ただ、やっぱり、ニッキーが絵を見つけるシーン。このシーンには鳥肌が立ちました。私はこのシーンが好きなんですよね。結局、それまではブーブーと思って観ていたのですが、このシーンですべてチャラになりました(笑)。
(NHK-BS)
監督/レオ・マッケリー
出演/ケイリー・グラント
デボラ・カー
1939年のシャルル・ボワイエ、アイリーン・ダン主演の作品をレオ・マッケリー監督がケイリー・グラント、デボラ・カーで再映画化した作品。これが一番有名ですよね。
正直に言ってしまうと、これ、再映画化する理由があったんでしょうか?同じシチュエーション、同じセリフ・・・多少趣向を変えるならまだしも、同じ監督がここまでそっくりな作品を作る意図がわからないのです。観る順番にもよるのでしょうが、私は1939年版で、この作品は完成されたと思っています。特に、チャペルの中でのシーン。あれは1939年版の撮り方の方が秀逸でしょう。光と影の見事なコントラストがアイリーン・ダン演じるテリーの静謐な美しさを表現していました。なのに、1957年版では普通に前から撮影してなんの工夫もない!あの美しい場面を~と何度思ったことか。
クライマックスの二人の会話もほぼ同じ。あそこまで一緒って・・・手抜き?(爆) ただ、演じる俳優によって違うな、と思ったのは1939年版ではシャルル・ボワイエがにこやかに笑みをたたえながら柔らかに皮肉を言う。1957年版のケイリー・グラントは、わりと詰問口調。これ、フランス人とアメリカ人の違いなんですかね・・・。
ちなみに、デボラ・カーの歌は吹き替えですが、アイリーン・ダンはもともとミュージカル女優なのでちゃんと歌ってます。
ただ、やっぱり、ニッキーが絵を見つけるシーン。このシーンには鳥肌が立ちました。私はこのシーンが好きなんですよね。結局、それまではブーブーと思って観ていたのですが、このシーンですべてチャラになりました(笑)。
(NHK-BS)
by mayumi-68
| 2007-06-22 22:10
| マ行