2002年 03月 07日
「コラテラル・ダメージ」 |
2001年/アメリカ
監督/アンドリュー・デイヴィス
出演/アーノルド・シュワルツネッガー
アメリカ同時多発テロの影響で、公開延期を余儀なくされていたシュワちゃんの最新作の試写会。舞台挨拶もあり、「ターミネーター2」が今まで観た映画の中で一番好きな私にとって、シュワちゃんが「I'LL BE BACK!」という有名すぎるセリフを言ってくれた時は大喜びして拍手をしてしまった。
ストーリーは、テロで妻子を亡くした消防士がたった一人でゲリラの中に潜入し、復讐のために孤軍奮闘するというもの。
「コラテラル・ダメージ」とは、大きな目的のためなら多少の犠牲はやむを得ないという考え方。そんなこと、あるのだろうか。アメリカ同時多発テロの時にも感じたのだけれど、国際派を名乗るジャーナリスト達はあのテロを貧困が生んだ悲劇とし、アメリカの一人勝ち状態があのような惨事を招いたような言い方をした。あのテロで亡くなった人達のことなど、まるでしょうがなかったかのように。そうだろうか。私は「あっていい犠牲などない」と思っている。だから、背景に国や宗教や貧困があろうと、あのテロは絶対に許せないのだ。
テロで解決するものなど何もない。憎しみを、絶望を、報復を生むだけだ。
この映画のテロリストはコロンビアのゲリラ。そういえば、今現在、実際のコロンビアは緊張状態にある。政府とゲリラ間の和平交渉が決裂し、和平に赴いた上院議員が殺されたため、政府が軍をもってゲリラ掃討に動き出している。確か、日本人の人質もいるはずなんだけれど、無事だろうか。とても心配だ。
ちなみに、肝心の映画なんだけれど、展開はスピーディーだし、上映時間も1時間50分弱で丁度いい長さ。ただ、娯楽作としては良かったと思うのに、多発テロの影響のせいか、娯楽作として観ることができない。苦いものが残る。
まあ、ただの消防士がゲリラよりも強いなんて・・・しかも銃など一切使わずに、っていうのもあるけどね(笑)。さすがシュワちゃんだ。
(試写会 東京国際フォーラムA)
監督/アンドリュー・デイヴィス
出演/アーノルド・シュワルツネッガー
アメリカ同時多発テロの影響で、公開延期を余儀なくされていたシュワちゃんの最新作の試写会。舞台挨拶もあり、「ターミネーター2」が今まで観た映画の中で一番好きな私にとって、シュワちゃんが「I'LL BE BACK!」という有名すぎるセリフを言ってくれた時は大喜びして拍手をしてしまった。
ストーリーは、テロで妻子を亡くした消防士がたった一人でゲリラの中に潜入し、復讐のために孤軍奮闘するというもの。
「コラテラル・ダメージ」とは、大きな目的のためなら多少の犠牲はやむを得ないという考え方。そんなこと、あるのだろうか。アメリカ同時多発テロの時にも感じたのだけれど、国際派を名乗るジャーナリスト達はあのテロを貧困が生んだ悲劇とし、アメリカの一人勝ち状態があのような惨事を招いたような言い方をした。あのテロで亡くなった人達のことなど、まるでしょうがなかったかのように。そうだろうか。私は「あっていい犠牲などない」と思っている。だから、背景に国や宗教や貧困があろうと、あのテロは絶対に許せないのだ。
テロで解決するものなど何もない。憎しみを、絶望を、報復を生むだけだ。
この映画のテロリストはコロンビアのゲリラ。そういえば、今現在、実際のコロンビアは緊張状態にある。政府とゲリラ間の和平交渉が決裂し、和平に赴いた上院議員が殺されたため、政府が軍をもってゲリラ掃討に動き出している。確か、日本人の人質もいるはずなんだけれど、無事だろうか。とても心配だ。
ちなみに、肝心の映画なんだけれど、展開はスピーディーだし、上映時間も1時間50分弱で丁度いい長さ。ただ、娯楽作としては良かったと思うのに、多発テロの影響のせいか、娯楽作として観ることができない。苦いものが残る。
まあ、ただの消防士がゲリラよりも強いなんて・・・しかも銃など一切使わずに、っていうのもあるけどね(笑)。さすがシュワちゃんだ。
(試写会 東京国際フォーラムA)
by mayumi-68
| 2002-03-07 00:58
| カ行