2007年 11月 06日
「グッド・シェパード」 |
2006年/アメリカ
監督/ロバート・デ・ニーロ
出演/マット・デイモン
アンジェリーナ・ジョリー
ロバート・デ・ニーロ
ロバート・デ・ニーロ監督のCIAを作ったと言われる男のドラマ。主演はマット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー。
エリートのエドワードは、第二次世界大戦中、諜報員として活躍する。戦後はCIA創設メンバーとなるが、妻との関係は冷え切っていた。息子が彼と同じ道を歩み始めた頃、CIAによるキューバ上陸作戦が失敗する・・・というストーリー。
大変重厚な人間ドラマですが、主人公に関わってくる主要人物の説明が足りず、尚且つ似たような顔だったため、少々混乱しました。アレック・ボールドウィンが特に・・・。
あと、マット・デイモンとアンジェリーナ・ジョリー、二人は熱演しているのだけれど、老け役がイマイチ。全然老けて見えない。20歳を超えた息子がいる夫婦には見えないんだよね。特にアンジェリーナ・ジョリー。ハリウッド女優の限界を見た感じ。何故そんな感想を持ったかというと、この間観た「エディット・ピアフ」のマリオン・コティヤールの老けっぷりが凄まじかったから。フランス女優の底力を見た思いがした。だから、今回のアンジェリーナ・ジョリーの皺一つない老け役には納得できなかったのだ。
この「グッド・シェパード」は現在と過去の入れ替わりが激しい。それなのに主役の二人が若すぎて、現在と過去の区別ができないのだ。マット・デイモンは眼鏡の形を変えることでそれを表現しようとしていたけれど、まだまだ甘い、と思ってしまう。(ちなみに俳優で老け役を演じさせたらジョニー・デップは格別にうまいと思う。特に「ブロウ」なんてうまい)
ただ、167分という長丁場ながら退屈に感じなかったのは、ストーリーが興味深く作ってあったからでしょうね。エドワードは最初の恋人と結婚していれば、きっと平穏で幸せな人生を歩めただろうに・・・と思ってしまう。優しい人だった彼が非情なCIAの人間にならざるをえなかった、その人生が哀しかった。
(新宿プラザ)
監督/ロバート・デ・ニーロ
出演/マット・デイモン
アンジェリーナ・ジョリー
ロバート・デ・ニーロ
ロバート・デ・ニーロ監督のCIAを作ったと言われる男のドラマ。主演はマット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー。
エリートのエドワードは、第二次世界大戦中、諜報員として活躍する。戦後はCIA創設メンバーとなるが、妻との関係は冷え切っていた。息子が彼と同じ道を歩み始めた頃、CIAによるキューバ上陸作戦が失敗する・・・というストーリー。
大変重厚な人間ドラマですが、主人公に関わってくる主要人物の説明が足りず、尚且つ似たような顔だったため、少々混乱しました。アレック・ボールドウィンが特に・・・。
あと、マット・デイモンとアンジェリーナ・ジョリー、二人は熱演しているのだけれど、老け役がイマイチ。全然老けて見えない。20歳を超えた息子がいる夫婦には見えないんだよね。特にアンジェリーナ・ジョリー。ハリウッド女優の限界を見た感じ。何故そんな感想を持ったかというと、この間観た「エディット・ピアフ」のマリオン・コティヤールの老けっぷりが凄まじかったから。フランス女優の底力を見た思いがした。だから、今回のアンジェリーナ・ジョリーの皺一つない老け役には納得できなかったのだ。
この「グッド・シェパード」は現在と過去の入れ替わりが激しい。それなのに主役の二人が若すぎて、現在と過去の区別ができないのだ。マット・デイモンは眼鏡の形を変えることでそれを表現しようとしていたけれど、まだまだ甘い、と思ってしまう。(ちなみに俳優で老け役を演じさせたらジョニー・デップは格別にうまいと思う。特に「ブロウ」なんてうまい)
ただ、167分という長丁場ながら退屈に感じなかったのは、ストーリーが興味深く作ってあったからでしょうね。エドワードは最初の恋人と結婚していれば、きっと平穏で幸せな人生を歩めただろうに・・・と思ってしまう。優しい人だった彼が非情なCIAの人間にならざるをえなかった、その人生が哀しかった。
(新宿プラザ)
by mayumi-68
| 2007-11-06 18:10
| カ行