2007年 11月 10日
「喝采」 |
1954年/アメリカ
監督/ジョージ・シートン
出演/ビング・クロスビー
グレース・ケリー
ウィリアム・ホールデン
ビング・クロスビー、グレース・ケリー、ウィリアム・ホールデンという主役級の3人が揃ったなんとも豪華な作品。
かつては有名なスターだったが自分の不注意で幼い息子を失って以来、酒浸りとなってしまった俳優フランク、その妻で気丈なジョージー。そしてフランクを自分の舞台で使おうとする演出家バーニー。この3人の人間模様を描いた作品。
グレース・ケリーもホールデンも素晴らしい演技を見せていますが、なんといってもビング・クロスビー!彼がスゴイ!どっちかっていうと、ミュージカルスターで「歌手」のイメージが強い彼ですが、俳優としてこんなに素晴らしい演技を見せてくれるとは思いませんでした。自分をよく見せようと嘘をつきまくり、二面性を見せるフランク。非常にズルくてイヤな人間なのだけれど、昔は良き父良き夫で、息子を死なせてしまった後悔に苛まれている。とても複雑な役だし、こんなイヤな奴を演じるのはリスキーだったと思う。でも、クロスビーは見事にフランクの心情を演じきっていて、ただただ感服。脱帽。アカデミーでノミネートのみが信じられないです。(調べたらこの年の主演男優賞は「波止場」のマーロン・ブランドでした)ちなみにグレース・ケリーはこのジョージー役でオスカーを獲得。それも納得。
ただ、バーニーがジョージーにキスするシーン、あれはちょっと・・・。「初めて会った時から惹かれていた」みたいなこと言ってましたが、そんな風に見えなかったわよ。このシーンだけ、ちょっと話の流れに乗ってない。
でも、ラストのジョージーの選択を含め、私はこの作品、素晴らしいと思います。
(DVD)
監督/ジョージ・シートン
出演/ビング・クロスビー
グレース・ケリー
ウィリアム・ホールデン
ビング・クロスビー、グレース・ケリー、ウィリアム・ホールデンという主役級の3人が揃ったなんとも豪華な作品。
かつては有名なスターだったが自分の不注意で幼い息子を失って以来、酒浸りとなってしまった俳優フランク、その妻で気丈なジョージー。そしてフランクを自分の舞台で使おうとする演出家バーニー。この3人の人間模様を描いた作品。
グレース・ケリーもホールデンも素晴らしい演技を見せていますが、なんといってもビング・クロスビー!彼がスゴイ!どっちかっていうと、ミュージカルスターで「歌手」のイメージが強い彼ですが、俳優としてこんなに素晴らしい演技を見せてくれるとは思いませんでした。自分をよく見せようと嘘をつきまくり、二面性を見せるフランク。非常にズルくてイヤな人間なのだけれど、昔は良き父良き夫で、息子を死なせてしまった後悔に苛まれている。とても複雑な役だし、こんなイヤな奴を演じるのはリスキーだったと思う。でも、クロスビーは見事にフランクの心情を演じきっていて、ただただ感服。脱帽。アカデミーでノミネートのみが信じられないです。(調べたらこの年の主演男優賞は「波止場」のマーロン・ブランドでした)ちなみにグレース・ケリーはこのジョージー役でオスカーを獲得。それも納得。
ただ、バーニーがジョージーにキスするシーン、あれはちょっと・・・。「初めて会った時から惹かれていた」みたいなこと言ってましたが、そんな風に見えなかったわよ。このシーンだけ、ちょっと話の流れに乗ってない。
でも、ラストのジョージーの選択を含め、私はこの作品、素晴らしいと思います。
(DVD)
by mayumi-68
| 2007-11-10 17:30
| カ行