2007年 12月 15日
「野いちご」 |
1957年/スウェーデン
監督/イングマール・ベルイマン
出演/ヴィクトル・シェーストレム
グンナル・ビョーンストランド
イングリッド・テュリーン
これは、自分が年を取ってからもう一度観たい、そんな作品。
老齢の医者イーサク・ボルイは、ルンド大学で行われる名誉博士の称号の授与式に出席するため、車で現地に向かう。同乗したのは息子の妻マリアン。そして道中、若い男女3人組や、中の悪い夫婦、年老いた母に出逢う。イーサクは自分の人生を静かに振り返る・・・というストーリー。
冒頭のイーサクの夢がシュール。針のない時計、馬車から落ちた棺桶に入っていたのは自分自身で引きずり込まれそうになる・・・など、死に対する恐怖が垣間見える。
そして幻想として明かされる彼の過去。好きだった女性は弟と結婚してしまい、妻は他の男と浮気。
「冷たい」と揶揄されるイーサクだが、作品から伝わってくる彼はそれほど冷たい人物だとは私は思えない。ただ、自分の気持ちを表現するのが下手な人だっている、と思うのだ。それにガソリンスタンドの若い夫婦や家政婦・・・彼を慕ってくれる人だって沢山いる。それは決して孤独だとは思わないのだけれど・・・でも人間はきっと、年を取れば孤独が増すんじゃないだろうか。そして自分の人生を振り返り、様々な想いを巡らすのだろう。・・・それをすべて理解するには、私はまだ若すぎる。人生経験が足らないとも言える。だからこそ最初に書いたように、年を取ってからもう一度観たいと思うのだ。
ただ、監督のイングマール・ベルイマンは39歳でこの作品を撮ったというのだから驚き。うーん。凄すぎる。
(DVD)
監督/イングマール・ベルイマン
出演/ヴィクトル・シェーストレム
グンナル・ビョーンストランド
イングリッド・テュリーン
これは、自分が年を取ってからもう一度観たい、そんな作品。
老齢の医者イーサク・ボルイは、ルンド大学で行われる名誉博士の称号の授与式に出席するため、車で現地に向かう。同乗したのは息子の妻マリアン。そして道中、若い男女3人組や、中の悪い夫婦、年老いた母に出逢う。イーサクは自分の人生を静かに振り返る・・・というストーリー。
冒頭のイーサクの夢がシュール。針のない時計、馬車から落ちた棺桶に入っていたのは自分自身で引きずり込まれそうになる・・・など、死に対する恐怖が垣間見える。
そして幻想として明かされる彼の過去。好きだった女性は弟と結婚してしまい、妻は他の男と浮気。
「冷たい」と揶揄されるイーサクだが、作品から伝わってくる彼はそれほど冷たい人物だとは私は思えない。ただ、自分の気持ちを表現するのが下手な人だっている、と思うのだ。それにガソリンスタンドの若い夫婦や家政婦・・・彼を慕ってくれる人だって沢山いる。それは決して孤独だとは思わないのだけれど・・・でも人間はきっと、年を取れば孤独が増すんじゃないだろうか。そして自分の人生を振り返り、様々な想いを巡らすのだろう。・・・それをすべて理解するには、私はまだ若すぎる。人生経験が足らないとも言える。だからこそ最初に書いたように、年を取ってからもう一度観たいと思うのだ。
ただ、監督のイングマール・ベルイマンは39歳でこの作品を撮ったというのだから驚き。うーん。凄すぎる。
(DVD)
by mayumi-68
| 2007-12-15 12:20
| ナ行