2008年 03月 30日
「5時から7時までのクレオ」 |
1961年/フランス
監督/アニエス・ヴァルダ
出演/コリンヌ・マルシャン
アントワーヌ・ブルセイエ
アンナ・カリーナ
この作品、今のミニシアターでかかってもおかしくない作品ですね。ガールズムービーとでも言いましょうか。リアルタイムで進んでいく手法の作品は多々あるけれど、「5時5分から8分までのクレオ」というように細かくカウントしていくものは珍しい。
シンガーのクレオは、精密検査を受けて結果待ち。不安で仕方ない彼女は夏のパリの街をさまよい歩く・・・というストーリー。
タイトルは「5時から7時までのクレオ」。上映時間は1時間半。リアルタイムなのに1時間半で終わる理由は・・・7時に電話で先生に検査結果を聞く予定だったクレオが、6時半に直接聞きに行っちゃうからである。ならば、「5時から6時半までのクレオ」でもいいかもしれないけれど。
クレオは美人だけどわがまま。でも、彼女の不安も伝わってくる。私だって「ガンかもしれない」と言われ、検査結果を聞くまで2時間もあったら、泣き出したくなるだろう。家にじっとしていられない。暗い歌なんて歌いたくない。ましてやクレオは若くて美人で前途洋洋なのだ。恐怖を感じたって無理はないのだ。
出演陣は脇が豪華。ジャン=リュック・ゴダール、アンナ・カリーナ、そしてレコーディングスタッフの役でミシェル・ルグラン!この作品の音楽ももちろん担当しています。
ラスト、「死」に対して怯えていた彼女が「生」への強い希望を見せる。夏の陽射しが相応しいラストでした。
(VIDEO)
監督/アニエス・ヴァルダ
出演/コリンヌ・マルシャン
アントワーヌ・ブルセイエ
アンナ・カリーナ
この作品、今のミニシアターでかかってもおかしくない作品ですね。ガールズムービーとでも言いましょうか。リアルタイムで進んでいく手法の作品は多々あるけれど、「5時5分から8分までのクレオ」というように細かくカウントしていくものは珍しい。
シンガーのクレオは、精密検査を受けて結果待ち。不安で仕方ない彼女は夏のパリの街をさまよい歩く・・・というストーリー。
タイトルは「5時から7時までのクレオ」。上映時間は1時間半。リアルタイムなのに1時間半で終わる理由は・・・7時に電話で先生に検査結果を聞く予定だったクレオが、6時半に直接聞きに行っちゃうからである。ならば、「5時から6時半までのクレオ」でもいいかもしれないけれど。
クレオは美人だけどわがまま。でも、彼女の不安も伝わってくる。私だって「ガンかもしれない」と言われ、検査結果を聞くまで2時間もあったら、泣き出したくなるだろう。家にじっとしていられない。暗い歌なんて歌いたくない。ましてやクレオは若くて美人で前途洋洋なのだ。恐怖を感じたって無理はないのだ。
出演陣は脇が豪華。ジャン=リュック・ゴダール、アンナ・カリーナ、そしてレコーディングスタッフの役でミシェル・ルグラン!この作品の音楽ももちろん担当しています。
ラスト、「死」に対して怯えていた彼女が「生」への強い希望を見せる。夏の陽射しが相応しいラストでした。
(VIDEO)
by mayumi-68
| 2008-03-30 13:30
| カ行