2008年 04月 15日
「悲しみが乾くまで」 |
2008年/アメリカ
監督/スサンネ・ビア
出演/ハル・ベリー
ベニチオ・デル・トロ
デヴィッド・ドゥカブニー
「しあわせな孤独」以来、お気に入りの監督となったスサンネ・ビアのハリウッド進出作品。
オードリーは夫と子供二人の幸せな生活を送っていたが、夫が事件に巻き込まれ、殺されてしまう。夫の葬儀にやってきたジュリーは薬物中毒で、夫が何かと気にかけていた友人だ。オードリーは彼を嫌っていたが、悲しみを共有する人を求め、彼に共同生活を申し出る・・・というストーリー。
この作品、ベニチオ・デル・トロが素晴らしい!薬物の禁断症状が出る壮絶なシーンもスゴイのだけれど、冒頭、葬儀に来た時の表情がすごくいい。泣きたいのを堪えている表情。唇を噛み、慟哭を押し殺す。悲しみを堪える時、人はこういう表情をするよなあ・・・と、デル・トロの演技力に脱帽。この作品は彼の演技力と存在感があってこそ、成り立ったと言えよう。
でも、ハル・ベリー演じるオードリーがね・・・結構イヤな女なんだよなあ。あまり共感できない。愛する夫を亡くして悲しいのはわかるけれど、ヒステリックにジュリーに八つ当たりするシーンとか観ていてイヤ~な気分になった。
作品の感想としては、スサンネ・ビアにしては、胸に迫ってくるものが今ひとつ足りない。彼女の作品って、観終わった後に何とも言えない余韻を残すんだけれど、この作品は・・・ハリウッド的かな。やはり彼女はヨーロッパが似合うんじゃないかな。
(恵比寿ガーデンシネマ)
監督/スサンネ・ビア
出演/ハル・ベリー
ベニチオ・デル・トロ
デヴィッド・ドゥカブニー
「しあわせな孤独」以来、お気に入りの監督となったスサンネ・ビアのハリウッド進出作品。
オードリーは夫と子供二人の幸せな生活を送っていたが、夫が事件に巻き込まれ、殺されてしまう。夫の葬儀にやってきたジュリーは薬物中毒で、夫が何かと気にかけていた友人だ。オードリーは彼を嫌っていたが、悲しみを共有する人を求め、彼に共同生活を申し出る・・・というストーリー。
この作品、ベニチオ・デル・トロが素晴らしい!薬物の禁断症状が出る壮絶なシーンもスゴイのだけれど、冒頭、葬儀に来た時の表情がすごくいい。泣きたいのを堪えている表情。唇を噛み、慟哭を押し殺す。悲しみを堪える時、人はこういう表情をするよなあ・・・と、デル・トロの演技力に脱帽。この作品は彼の演技力と存在感があってこそ、成り立ったと言えよう。
でも、ハル・ベリー演じるオードリーがね・・・結構イヤな女なんだよなあ。あまり共感できない。愛する夫を亡くして悲しいのはわかるけれど、ヒステリックにジュリーに八つ当たりするシーンとか観ていてイヤ~な気分になった。
作品の感想としては、スサンネ・ビアにしては、胸に迫ってくるものが今ひとつ足りない。彼女の作品って、観終わった後に何とも言えない余韻を残すんだけれど、この作品は・・・ハリウッド的かな。やはり彼女はヨーロッパが似合うんじゃないかな。
(恵比寿ガーデンシネマ)
by mayumi-68
| 2008-04-15 19:00
| カ行