2004年 01月 11日
「マジェスティック」 |
2001年/アメリカ
監督/フランク・ダラボン
出演/ジム・キャリー
いい映画だなあ。これ。こういう作品、すごく好き。
主演はジム・キャリー。彼はコメディ俳優のイメージが強いけれど、「マン・オン・ザ・ムーン」や「トゥルーマン・ショー」等、ヒューマン物もとてもいい。私はヒューマン物の彼の方が好きだなあ。
時代は赤狩りの時代だから、1950年代後半ぐらいかな?共産党員をあぶり出すために、言論統制されていた時代。自由の国アメリカが!
主人公の脚本家のピーターは、共産党員の疑いをかけられ、自暴自棄になって車を運転している時に事故にあい、車ごと川に転落してしまう。浜辺に打ちあげられたピーターは記憶を失ってしまう。そんな彼が辿り着いた町・ローソンは戦争で何人もの若者が帰らず、町は悲しみに沈んでいた。しかし、ピーターは映画館を営むハリーの息子・ルークにそっくりで、町はルークが帰還したと歓喜に沸く。戸惑いながらもピーターは、その町で映画館再興に力を注ぐ・・・というお話。
私は、親子もの・・・特に父と息子の関係を描いた作品に弱いんだけれど、この映画のハリーとルーク(ピーター)の関係にもグッときました。特に、ルークが帰ってきたと思い込んだハリーが、映画館の受付に飾ってあったルークの写真をそっと外すシーン。息子が生きて帰ったことを心から喜ぶ父の姿にウルウルしました。
この作品を観て、本当に戦争はイヤだと思った。帰りを待つ者、残された者は本当に辛い。
あと、赤狩り。以前アカデミー賞で、ある老監督が何らかの特別賞で表彰されたことがあったんだけれど、その人は赤狩りの時に仲間を売ったそうで、それに反発したエド・ハリスが拍手もせずに仏頂面だったのを覚えてる。
確かチャップリンも赤狩りの憂き目にあい、ハリウッドを追われたんだよね。表現・言論の自由が許されないなんて、映画人としては致命的だよね。
そんな重いテーマを扱いながらも、この映画は温かい。ローソンの町の人々に出会えて、ピーターは本当に幸せだったんだ。そう思える映画でした。
(録画)
監督/フランク・ダラボン
出演/ジム・キャリー
いい映画だなあ。これ。こういう作品、すごく好き。
主演はジム・キャリー。彼はコメディ俳優のイメージが強いけれど、「マン・オン・ザ・ムーン」や「トゥルーマン・ショー」等、ヒューマン物もとてもいい。私はヒューマン物の彼の方が好きだなあ。
時代は赤狩りの時代だから、1950年代後半ぐらいかな?共産党員をあぶり出すために、言論統制されていた時代。自由の国アメリカが!
主人公の脚本家のピーターは、共産党員の疑いをかけられ、自暴自棄になって車を運転している時に事故にあい、車ごと川に転落してしまう。浜辺に打ちあげられたピーターは記憶を失ってしまう。そんな彼が辿り着いた町・ローソンは戦争で何人もの若者が帰らず、町は悲しみに沈んでいた。しかし、ピーターは映画館を営むハリーの息子・ルークにそっくりで、町はルークが帰還したと歓喜に沸く。戸惑いながらもピーターは、その町で映画館再興に力を注ぐ・・・というお話。
私は、親子もの・・・特に父と息子の関係を描いた作品に弱いんだけれど、この映画のハリーとルーク(ピーター)の関係にもグッときました。特に、ルークが帰ってきたと思い込んだハリーが、映画館の受付に飾ってあったルークの写真をそっと外すシーン。息子が生きて帰ったことを心から喜ぶ父の姿にウルウルしました。
この作品を観て、本当に戦争はイヤだと思った。帰りを待つ者、残された者は本当に辛い。
あと、赤狩り。以前アカデミー賞で、ある老監督が何らかの特別賞で表彰されたことがあったんだけれど、その人は赤狩りの時に仲間を売ったそうで、それに反発したエド・ハリスが拍手もせずに仏頂面だったのを覚えてる。
確かチャップリンも赤狩りの憂き目にあい、ハリウッドを追われたんだよね。表現・言論の自由が許されないなんて、映画人としては致命的だよね。
そんな重いテーマを扱いながらも、この映画は温かい。ローソンの町の人々に出会えて、ピーターは本当に幸せだったんだ。そう思える映画でした。
(録画)
by mayumi-68
| 2004-01-11 13:11
| マ行