2008年 05月 06日
「マンハッタンの哀愁」 |
1965年/フランス
監督/マルセル・カルネ
出演/モーリス・ロネ
アニー・ジラルド
妻に去られた元人気俳優と離婚したばかりの元外交官夫人が、パリからニューヨークにやって来て恋に落ちるお話。
元人気俳優を演じたのはモーリス・ロネ。モーリス・ロネといえば、「死刑台のエレベーター」を思い出すのだけれど、この作品では・・・ふ、老けた。結構衝撃でした。まだあの「死刑台のエレベーター」から7、8年しか経ってないのにこの変わりようは!でも観ているうちに、ふと見せる表情があの美しかった彼そのものだと気付き、ちょっと嬉しくなったのだけれど。
この作品は大人の男女の物語。監督は「天井桟敷の人々」の名匠、マルセル・カルネ。絶望を知っている男と女が孤独のうちに出逢い、互いの傷を埋めるように愛し合う。ジャズが流れ、二人は酒を飲み、煙草を吸う。フランス映画ならでは。こんなに成熟した大人を描けるのはフランス映画だけだ。ハリウッドには無理。
モーリス・ロネもアニー・ジラルドも、二人ともうまい。人生に疲れていて、孤独だ。でも、人のぬくもりが欲しい。二人は互いがいつしかなくてはならない存在になる。ラスト、部屋を出て行く彼女を追いかけるロネが切なくて、すごく良かった。
ちなみにこの作品、ロバート・デ・ニーロの映画デビュー作だそうです。でもエキストラだったらしく、どこに出ているか何度見返しても確認できず・・・。
(DVD)
監督/マルセル・カルネ
出演/モーリス・ロネ
アニー・ジラルド
妻に去られた元人気俳優と離婚したばかりの元外交官夫人が、パリからニューヨークにやって来て恋に落ちるお話。
元人気俳優を演じたのはモーリス・ロネ。モーリス・ロネといえば、「死刑台のエレベーター」を思い出すのだけれど、この作品では・・・ふ、老けた。結構衝撃でした。まだあの「死刑台のエレベーター」から7、8年しか経ってないのにこの変わりようは!でも観ているうちに、ふと見せる表情があの美しかった彼そのものだと気付き、ちょっと嬉しくなったのだけれど。
この作品は大人の男女の物語。監督は「天井桟敷の人々」の名匠、マルセル・カルネ。絶望を知っている男と女が孤独のうちに出逢い、互いの傷を埋めるように愛し合う。ジャズが流れ、二人は酒を飲み、煙草を吸う。フランス映画ならでは。こんなに成熟した大人を描けるのはフランス映画だけだ。ハリウッドには無理。
モーリス・ロネもアニー・ジラルドも、二人ともうまい。人生に疲れていて、孤独だ。でも、人のぬくもりが欲しい。二人は互いがいつしかなくてはならない存在になる。ラスト、部屋を出て行く彼女を追いかけるロネが切なくて、すごく良かった。
ちなみにこの作品、ロバート・デ・ニーロの映画デビュー作だそうです。でもエキストラだったらしく、どこに出ているか何度見返しても確認できず・・・。
(DVD)
by mayumi-68
| 2008-05-06 18:30
| マ行