2008年 06月 01日
「逢びき」 |
1945年/イギリス
監督/デヴィッド・リーン
出演/シリア・ジョンソン
トレヴァー・ハワード
不倫ものは嫌いなのですが、この作品は名作中の名作、ということなので観てみましたが・・・やっぱり嫌いですね(爆)。
不倫ものでも、旦那が横暴とか妻が性悪とか、そういうのならわかるんです。でも、この作品は違う。主人公ローラの旦那さんはすごくいい人です!こんないい人を裏切るなんて~!と思ってしまいます。
ローラは平凡な家庭の主婦、という設定だけれど、家にはお手伝いさんもいて、何不自由ない暮らしをしているのがよくわかる。っていうか、お手伝いさんなんているから、家の仕事もしないで遊びまわっていられるのよ。男と逢って、夜遅く帰るのも可能なのよ。不倫相手の医師アレックを愛していると言いながらも、お互い家庭を捨てる勇気なんてない。そういうずるさが私は嫌いなのよね。自分で夫を裏切っておきながら、悲劇のヒロイン気取り。若い娘ならともかく、いい年した大人が!と思ってしまう私は冷たいんですかね。
でも私はどうしても、何の落ち度もない優しい旦那さんに同情してしまうのです。その旦那さん、ラスト、ローラの哀しげな様子に薄々事態に気付きます。しかし彼は彼女に「君は遠くに行っていたんだね。戻ってきてくれてありがとう」と言うのです!なんて寛大な!っていうか、お人好し?
ちなみにローラとアレックを演じたシリア・ジョンソンとトレヴァー・ハワード。決して美男美女ではないんですよね。でも、そこがリアリティがあるのかもしれませんね。
あと、全編を流れるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。この曲を映画に使用したのは、この作品が最初かもしれないですね。冒頭の入り方がとても良かったです。
そういえば、駅+不倫というと「終着駅」を思い出しますね。あの作品も嫌いな私・・・。やっぱり不倫ものはダメだわ・・・。
(DVD)
監督/デヴィッド・リーン
出演/シリア・ジョンソン
トレヴァー・ハワード
不倫ものは嫌いなのですが、この作品は名作中の名作、ということなので観てみましたが・・・やっぱり嫌いですね(爆)。
不倫ものでも、旦那が横暴とか妻が性悪とか、そういうのならわかるんです。でも、この作品は違う。主人公ローラの旦那さんはすごくいい人です!こんないい人を裏切るなんて~!と思ってしまいます。
ローラは平凡な家庭の主婦、という設定だけれど、家にはお手伝いさんもいて、何不自由ない暮らしをしているのがよくわかる。っていうか、お手伝いさんなんているから、家の仕事もしないで遊びまわっていられるのよ。男と逢って、夜遅く帰るのも可能なのよ。不倫相手の医師アレックを愛していると言いながらも、お互い家庭を捨てる勇気なんてない。そういうずるさが私は嫌いなのよね。自分で夫を裏切っておきながら、悲劇のヒロイン気取り。若い娘ならともかく、いい年した大人が!と思ってしまう私は冷たいんですかね。
でも私はどうしても、何の落ち度もない優しい旦那さんに同情してしまうのです。その旦那さん、ラスト、ローラの哀しげな様子に薄々事態に気付きます。しかし彼は彼女に「君は遠くに行っていたんだね。戻ってきてくれてありがとう」と言うのです!なんて寛大な!っていうか、お人好し?
ちなみにローラとアレックを演じたシリア・ジョンソンとトレヴァー・ハワード。決して美男美女ではないんですよね。でも、そこがリアリティがあるのかもしれませんね。
あと、全編を流れるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。この曲を映画に使用したのは、この作品が最初かもしれないですね。冒頭の入り方がとても良かったです。
そういえば、駅+不倫というと「終着駅」を思い出しますね。あの作品も嫌いな私・・・。やっぱり不倫ものはダメだわ・・・。
(DVD)
by mayumi-68
| 2008-06-01 17:30
| ア行