2008年 06月 28日
「荒鷲の翼」 |
1957年/アメリカ
監督/ジョン・フォード
出演/ジョン・ウェイン
モーリン・オハラ
ダン・デイリー
ジョン・フォードがアメリカ海軍航空隊の伝説的人物フランク・ウィードの半生を描いた作品。主演は”フォード一家”とも呼ばれるジョン・ウェイン、妻はモーリン・オハラ。この二人は名コンビですね。ジョン・ウェインの相手役の中では彼女が一番好き。
フランク”スピッグ”・ウィードは、根っからの海軍の軍人。家庭を省みずに世界を飛び回っていた。しかし彼は不慮の事故により半身不随となってしまう。彼は懸命のリハビリにより、奇跡的に回復するが・・・というストーリー。
フランク・ウィードという人物、事故に遭ってから脚本の執筆を始め、大成功を収めてるんですね。ジョン・フォードの「コレヒドール戦記」の脚本家です。映画の中にジョン・フォードを思わせる人物が出てきて、思わず笑ってしまう。演じたのはワード・ボンド。きっとノリノリで演じたに違いない。
この作品、前半は明るいスラップスティックコメディだけれど、ウィードが半身不随になってしまうあたりから、重厚な人間ドラマとなる。ジョン・ウェインが迫真の演技。彼が松葉杖をついてヨロヨロとリハビリをするシーンのリアルさに驚いた。そして彼の老け演技にも。それまで「赤い河」、「黄色いリボン」と老け役を見事にこなしてきた彼だけれど、この作品は丁度彼が50歳頃の作品で、実年齢に近いこともあったのだろう。本当に年を取っていたのだ。特に頭髪。驚いた。ジョン・ウェインが40代半ばぐらいからかつらを着けていたのは知っていたけれど(ハリー・ケリー・ジュニアはかつらを着けた時、ウェインに「かつら同好会へようこそ!」と言われたらしい。笑)、この作品では隠そうとしないんだよね。俳優魂を見た思いがした。この人はフォード監督を信頼し、すべてをさらけ出せる人なんだ、とちょっと感動した。
フォード作品の中では目立たない、地味な作品だけれど、ジョン・ウェインの演技は素晴らしかったですね。
(VIDEO)
監督/ジョン・フォード
出演/ジョン・ウェイン
モーリン・オハラ
ダン・デイリー
ジョン・フォードがアメリカ海軍航空隊の伝説的人物フランク・ウィードの半生を描いた作品。主演は”フォード一家”とも呼ばれるジョン・ウェイン、妻はモーリン・オハラ。この二人は名コンビですね。ジョン・ウェインの相手役の中では彼女が一番好き。
フランク”スピッグ”・ウィードは、根っからの海軍の軍人。家庭を省みずに世界を飛び回っていた。しかし彼は不慮の事故により半身不随となってしまう。彼は懸命のリハビリにより、奇跡的に回復するが・・・というストーリー。
フランク・ウィードという人物、事故に遭ってから脚本の執筆を始め、大成功を収めてるんですね。ジョン・フォードの「コレヒドール戦記」の脚本家です。映画の中にジョン・フォードを思わせる人物が出てきて、思わず笑ってしまう。演じたのはワード・ボンド。きっとノリノリで演じたに違いない。
この作品、前半は明るいスラップスティックコメディだけれど、ウィードが半身不随になってしまうあたりから、重厚な人間ドラマとなる。ジョン・ウェインが迫真の演技。彼が松葉杖をついてヨロヨロとリハビリをするシーンのリアルさに驚いた。そして彼の老け演技にも。それまで「赤い河」、「黄色いリボン」と老け役を見事にこなしてきた彼だけれど、この作品は丁度彼が50歳頃の作品で、実年齢に近いこともあったのだろう。本当に年を取っていたのだ。特に頭髪。驚いた。ジョン・ウェインが40代半ばぐらいからかつらを着けていたのは知っていたけれど(ハリー・ケリー・ジュニアはかつらを着けた時、ウェインに「かつら同好会へようこそ!」と言われたらしい。笑)、この作品では隠そうとしないんだよね。俳優魂を見た思いがした。この人はフォード監督を信頼し、すべてをさらけ出せる人なんだ、とちょっと感動した。
フォード作品の中では目立たない、地味な作品だけれど、ジョン・ウェインの演技は素晴らしかったですね。
(VIDEO)
by mayumi-68
| 2008-06-28 12:00
| カ行