2008年 07月 19日
「ドノバン珊瑚礁」 |
1963年/アメリカ
監督/ジョン・フォード
出演/ジョン・ウェイン
リー・マーヴィン
エリザベス・アレン
ジョン・フォードとジョン・ウェインが組んだ最後の作品。
南太平洋の島で酒場を経営するドノバンと戦友ギルフリーは、同じ誕生日でありながらいつもケンカを繰り返す毎日。ある日、戦友である医師ディダムが留守中に、娘のアメリアがボストンからやって来ると知り、ドノバンは大慌て。ディダムには今は亡き現地妻との間に3人の子供がいたからだ。そこで仕方なく、ドノバンは3人の子を自分の子供としてアメリアに紹介するのだが・・・というストーリー。
ジョン・フォードらしく、話の運び方はうまいです。しかし!これをジョン・ウェインでやる必要性があったのか?というと、私はNOですね。ジョン・ウェインが一番輝くのは西部劇。それをフォードなら十分わかっていたはず。それなのにこんなドタバタ劇にしてしまった。現地人、中国人、日本人の描き方も大いに不満。往年のフォードなら、こんな生ぬるい作品は作らなかったはずだと思ってしまう。
何より、ディダムの娘、アメリアが可哀想だった。あの父親はあまりにも勝手じゃない?アメリアはもっと怒っていいはず。彼女は物分りが良すぎる。いくつになったって、父親に見捨てられたというアメリアの想いはあって当然なのに・・・。そこまで描ききらなかったフォードに往年のキレがなくなったと思っても仕方あるまい。
ウェインは・・・まあ、ウェインらしい演技。可でも不可でもなく。一番ハマっていたのは、ギルフリーを演じたリー・マーヴィンかも・・・。
(DVD)
監督/ジョン・フォード
出演/ジョン・ウェイン
リー・マーヴィン
エリザベス・アレン
ジョン・フォードとジョン・ウェインが組んだ最後の作品。
南太平洋の島で酒場を経営するドノバンと戦友ギルフリーは、同じ誕生日でありながらいつもケンカを繰り返す毎日。ある日、戦友である医師ディダムが留守中に、娘のアメリアがボストンからやって来ると知り、ドノバンは大慌て。ディダムには今は亡き現地妻との間に3人の子供がいたからだ。そこで仕方なく、ドノバンは3人の子を自分の子供としてアメリアに紹介するのだが・・・というストーリー。
ジョン・フォードらしく、話の運び方はうまいです。しかし!これをジョン・ウェインでやる必要性があったのか?というと、私はNOですね。ジョン・ウェインが一番輝くのは西部劇。それをフォードなら十分わかっていたはず。それなのにこんなドタバタ劇にしてしまった。現地人、中国人、日本人の描き方も大いに不満。往年のフォードなら、こんな生ぬるい作品は作らなかったはずだと思ってしまう。
何より、ディダムの娘、アメリアが可哀想だった。あの父親はあまりにも勝手じゃない?アメリアはもっと怒っていいはず。彼女は物分りが良すぎる。いくつになったって、父親に見捨てられたというアメリアの想いはあって当然なのに・・・。そこまで描ききらなかったフォードに往年のキレがなくなったと思っても仕方あるまい。
ウェインは・・・まあ、ウェインらしい演技。可でも不可でもなく。一番ハマっていたのは、ギルフリーを演じたリー・マーヴィンかも・・・。
(DVD)
by mayumi-68
| 2008-07-19 18:30
| タ行