2008年 08月 11日
「白い馬」 |
1953年/フランス
監督/アルベール・ラモリス
出演/アラン・エムリー
ローラン・ロッシュ
「赤い風船」と併映していた作品。この作品の方が「赤い風船」よりも製作年度が古いのですね。40分のモノクロ映画です。
野生の白い馬。美しく雄雄しい馬をカウボーイ達は手に入れようとする。しかし、馬は人間のものにはならない。そんな時、一人の少年が馬と出逢う。少年は馬の美しさに魅せられるが・・・というストーリー。
詩情あふれる映像とはこのことを言うのでしょう。モノクロでありながら、圧倒的な映像美。そして、馬の気持ちが伝わってくるような絶妙なナレーション。馬が演技しているようにも見えるあの映像はどうやって撮ったのだろう?
途中、馬がウサギを追いかけるシーンがある。微笑ましく観ていたのだけれど、次のシーンで少年によって捕まえられたウサギは丸焼きとなってしまっていて、私は少なからずショックを受けました。でも、少年の生活は決して楽ではないことが冒頭から描かれているし、ファンタジックな中に厳しい現実を織り込むことにより、ラスト、馬と共に海の沖へと出て行く少年が、新世界を夢見たこともわかるような気がするのです。
それにしてもこの少年、すごいですね。裸馬に乗るのって相当難しいだろうに・・・。少年の乗馬技術にも目を見張った作品でした。
(シネスイッチ銀座)
監督/アルベール・ラモリス
出演/アラン・エムリー
ローラン・ロッシュ
「赤い風船」と併映していた作品。この作品の方が「赤い風船」よりも製作年度が古いのですね。40分のモノクロ映画です。
野生の白い馬。美しく雄雄しい馬をカウボーイ達は手に入れようとする。しかし、馬は人間のものにはならない。そんな時、一人の少年が馬と出逢う。少年は馬の美しさに魅せられるが・・・というストーリー。
詩情あふれる映像とはこのことを言うのでしょう。モノクロでありながら、圧倒的な映像美。そして、馬の気持ちが伝わってくるような絶妙なナレーション。馬が演技しているようにも見えるあの映像はどうやって撮ったのだろう?
途中、馬がウサギを追いかけるシーンがある。微笑ましく観ていたのだけれど、次のシーンで少年によって捕まえられたウサギは丸焼きとなってしまっていて、私は少なからずショックを受けました。でも、少年の生活は決して楽ではないことが冒頭から描かれているし、ファンタジックな中に厳しい現実を織り込むことにより、ラスト、馬と共に海の沖へと出て行く少年が、新世界を夢見たこともわかるような気がするのです。
それにしてもこの少年、すごいですね。裸馬に乗るのって相当難しいだろうに・・・。少年の乗馬技術にも目を見張った作品でした。
(シネスイッチ銀座)
by mayumi-68
| 2008-08-11 19:00
| サ行