2009年 05月 24日
「十戒」 |
1956年/アメリカ
監督/セシル・B・デミル
出演/チャールトン・ヘストン
ユル・ブリンナー
アン・バクスター
セシル・B・デミルのスペクタル映画。232分の一大巨編です。ちなみにデミルは1923年にも「十誡」を撮ってます。好きなテーマなんでしょうね。
モーゼの生涯を描いたこの作品、宗教に疎い私が果たして理解できるだろうか・・・なんて難しく考えていましたが、エンタテイメント作品として楽しめました。4時間近い大作なのに、飽きることなく観られたのはデミル監督の手腕でしょうね。
この作品はチャールトン・ヘストンの出世作と言われているけれど、まさに納得!の名演でした。スケールの大きい俳優なので、本当にこういうスペクタルものにはハマりますね~。ちなみに冒頭のプロローグでデミル監督は「モーゼの彫刻とチャールトン・ヘストンが驚くほど似ている」と言っています。
私は預言者としての道を歩み始めるモーゼより、それ以前・・・エジプト王子時代の前半の方が好きですね。ユル・ブリンナー演じるラメスとアン・バクスター演じるネフレテリ。この三角関係の行く末が気になるところでしたが・・・ネフレテリ、可哀想でした。彼女は悪女かもしれないけれど、本当にモーゼを愛していたのであって、逆にモーゼは冷たいなあって思ってしまった。親代わりでもあった王にあっさりと反旗を翻しちゃうしね。
でも、何より恐ろしいのはモーゼ達の”神”ですけど。ちっとも慈悲深くない。偶像崇拝を許さない唯一神なので、”自分の民”以外は死んでもいいわけです。たとえそれがまだ幼い子供であっても。結構残酷なので神だけど頭にきました(爆)。
火柱のシーンはちょっとう~んって感じでしたけれど、紅海が二つに割れる有名なシーンは見事でした!これ、映画館の大スクリーンで観たかったです。CGなどない時代によくぞあそこまで・・・と感心してしまいますが、もしデミル監督がCGのある今の時代を生きていたら、もっと凄いものを作り上げたのではないかしら、と思ってしまいます。
今はこれだけのスケールの映画は作られませんからね。ハリウッド黄金期を象徴する作品でした。
(DVD)
監督/セシル・B・デミル
出演/チャールトン・ヘストン
ユル・ブリンナー
アン・バクスター
セシル・B・デミルのスペクタル映画。232分の一大巨編です。ちなみにデミルは1923年にも「十誡」を撮ってます。好きなテーマなんでしょうね。
モーゼの生涯を描いたこの作品、宗教に疎い私が果たして理解できるだろうか・・・なんて難しく考えていましたが、エンタテイメント作品として楽しめました。4時間近い大作なのに、飽きることなく観られたのはデミル監督の手腕でしょうね。
この作品はチャールトン・ヘストンの出世作と言われているけれど、まさに納得!の名演でした。スケールの大きい俳優なので、本当にこういうスペクタルものにはハマりますね~。ちなみに冒頭のプロローグでデミル監督は「モーゼの彫刻とチャールトン・ヘストンが驚くほど似ている」と言っています。
私は預言者としての道を歩み始めるモーゼより、それ以前・・・エジプト王子時代の前半の方が好きですね。ユル・ブリンナー演じるラメスとアン・バクスター演じるネフレテリ。この三角関係の行く末が気になるところでしたが・・・ネフレテリ、可哀想でした。彼女は悪女かもしれないけれど、本当にモーゼを愛していたのであって、逆にモーゼは冷たいなあって思ってしまった。親代わりでもあった王にあっさりと反旗を翻しちゃうしね。
でも、何より恐ろしいのはモーゼ達の”神”ですけど。ちっとも慈悲深くない。偶像崇拝を許さない唯一神なので、”自分の民”以外は死んでもいいわけです。たとえそれがまだ幼い子供であっても。結構残酷なので神だけど頭にきました(爆)。
火柱のシーンはちょっとう~んって感じでしたけれど、紅海が二つに割れる有名なシーンは見事でした!これ、映画館の大スクリーンで観たかったです。CGなどない時代によくぞあそこまで・・・と感心してしまいますが、もしデミル監督がCGのある今の時代を生きていたら、もっと凄いものを作り上げたのではないかしら、と思ってしまいます。
今はこれだけのスケールの映画は作られませんからね。ハリウッド黄金期を象徴する作品でした。
(DVD)
by mayumi-68
| 2009-05-24 13:30
| サ行