「ロードキラー」

　2001年／アメリカ
　監督／ジョン・ダール
　出演／ポール・ウォーカー
　　　　　スティーヴ・ザーン
　　　　　リリー・ソビエスキー

　ちょっとスピルバーグの「激突！」に似てますね。正体の見えない恐ろしいトラック野郎です。

　ボストンの大学に通うルイス（ポール・ウォーカー）は帰省ついでに幼馴染のヴェナ（リリー・ソビエスキー）を途中で拾い、ドライブすることを計画していた。しかし、途中で釈放された兄フラー（スティーヴ・ザーン）を拾うことになる。道中二人は無線で女のふりをして、ひとりの運転手をからかう。しかしそれが恐怖のはじまりだった・・・というストーリー。

　このトラック野郎は二人にからかわれる前から、こういう行為を繰り返してきたんだな～と思われます。それは「嵐はくるか？すべてを洗い流してくれる嵐は」というようなセリフで感じ取れます。「激突！」の犯人はトラックでしか襲ってこないけれど、この作品の異常者はどこからでも襲ってくるから怖い・・・。

　ルイスを演じたポール・ウォーカー。若くてカワイイわ。８年前なのにもっと昔に思えるほど若い。優しくて真面目なルイスが良かった。で、逆にスティーヴ・ザーン演じるフラー。そもそもこのバカな兄貴がいけないんだけど。ルイスはある意味被害者だな～。

　それにしても続きがありそうな終わり方・・・と思ったら本当に続編が作られてたんですね（笑）。

　まあ、Ｂ級のノリですが、なかなか面白かったですね。怖いけど。

（地上波）