2009年 08月 15日
「ディア・ハンター」 |
1978年/アメリカ
監督/マイケル・チミノ
出演/ロバート・デ・ニーロ
クリストファー・ウォーケン
メリル・ストリープ
ロバート・デ・ニーロ主演作。マイケル・チミノ監督の傑作です。
マイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、スティーヴン(ジョン・サヴェージ)の3人は仲の良い友人同士。3人はベトナム戦争に出征し、捕虜となってしまう。過酷な経験を経て逃げ出した3人だが、途中でバラバラになってしまう。マイケルは無事帰国するが、スティーヴンは車椅子生活となる。そしてニックはベトナムで正気を失っていた・・・というストーリー。
怖かった。あの狂気のロシアンルーレット。捕虜になった彼らがベトナム兵によって強制させられた死のゲーム。ようやく逃げ出したのに、正気を失ったニックは賭け事で再びロシアンルーレットをする。死に対する恐怖も忘れ、平然と。なんとかニックを正気に戻そうとその賭けに挑むマイケルが切なく、哀しい。「俺に何かあっても必ず連れ戻してくれ」と言ったニックとの約束が、なんとも辛い結果となってしまった。
このニックの役でクリストファー・ウォーケンはアカデミー賞の助演男優賞を獲得。・・・私の中でウォーケンって「スリーピー・ホロウ」の首なし騎士や「ヘアスプレー」のお茶目なパパさんのイメージがあるのだけれど、若い時の彼ってなかなか可愛らしかったのね。そして驚くほどジェームズ・スペイダーに似てる・・・。
デ・ニーロ演じるマイケルはストイックな男。そして友達思い。どんな時でも頼りになる。精神が強靭で、適応力、判断力にも長けている。ある意味軍隊向きの男と言えよう。ニックは心に傷を負い、スティーヴンは身体に傷を負った。マイケルは心身ともに無事だったけれど、だからこそ、彼の辛さは計り知れない。友を守るために彼は体を張った。それでも守りきれなかったという想いが、この先彼を苛むだろう。あれほどの体験をしたのに、なおもこの先苦しむのか。戦争の悲惨さをまざまざと感じた作品。秀逸な反戦映画でした。
(DVD)
監督/マイケル・チミノ
出演/ロバート・デ・ニーロ
クリストファー・ウォーケン
メリル・ストリープ
ロバート・デ・ニーロ主演作。マイケル・チミノ監督の傑作です。
マイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、スティーヴン(ジョン・サヴェージ)の3人は仲の良い友人同士。3人はベトナム戦争に出征し、捕虜となってしまう。過酷な経験を経て逃げ出した3人だが、途中でバラバラになってしまう。マイケルは無事帰国するが、スティーヴンは車椅子生活となる。そしてニックはベトナムで正気を失っていた・・・というストーリー。
怖かった。あの狂気のロシアンルーレット。捕虜になった彼らがベトナム兵によって強制させられた死のゲーム。ようやく逃げ出したのに、正気を失ったニックは賭け事で再びロシアンルーレットをする。死に対する恐怖も忘れ、平然と。なんとかニックを正気に戻そうとその賭けに挑むマイケルが切なく、哀しい。「俺に何かあっても必ず連れ戻してくれ」と言ったニックとの約束が、なんとも辛い結果となってしまった。
このニックの役でクリストファー・ウォーケンはアカデミー賞の助演男優賞を獲得。・・・私の中でウォーケンって「スリーピー・ホロウ」の首なし騎士や「ヘアスプレー」のお茶目なパパさんのイメージがあるのだけれど、若い時の彼ってなかなか可愛らしかったのね。そして驚くほどジェームズ・スペイダーに似てる・・・。
デ・ニーロ演じるマイケルはストイックな男。そして友達思い。どんな時でも頼りになる。精神が強靭で、適応力、判断力にも長けている。ある意味軍隊向きの男と言えよう。ニックは心に傷を負い、スティーヴンは身体に傷を負った。マイケルは心身ともに無事だったけれど、だからこそ、彼の辛さは計り知れない。友を守るために彼は体を張った。それでも守りきれなかったという想いが、この先彼を苛むだろう。あれほどの体験をしたのに、なおもこの先苦しむのか。戦争の悲惨さをまざまざと感じた作品。秀逸な反戦映画でした。
(DVD)
by mayumi-68
| 2009-08-15 14:30
| タ行