2009年 11月 03日
「レイジング・ブル」 |
1980年/アメリカ
監督/マーティン・スコセッシ
出演/ロバート・デ・ニーロ
ジョー・ペシ
マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロの黄金コンビの作品。
1940年代。ボクサーのジェイク・ラモッタ(ロバート・デ・ニーロ)は、才能がありながらも世界タイトルに挑戦するチャンスを得られないでいた。大物の元締めがタイトル戦と引き換えに八百長を持ちかけ、彼は承諾する。ようやくチャンスを得てミドル級チャンピオンに輝いたジェイクだが、その後、彼の人生は転落していく・・・というストーリー。
ストーリーは、ボクシングと男の嫉妬の繰り返しでどうってことないのですが(←言いすぎ?)、何と言っても”デ・ニーロアプローチ”という言葉まで生み出したデ・ニーロの役作りでしょう。若き日のジェイクは引き締まったいい身体をしているけれど、年を取ったジェイクはブヨブヨしていて若い時の姿は見る影もない。この体重の増減は恐るべし、という感じ。最近の俳優では「マシニスト」のクリスチャン・ベールや「モンスター」のシャーリズ・セロンがそれにあたりますね。でも、1本の作品の中で増減を見事なまでに見せ付けたデ・ニーロは凄いとしか言いようがないですね。
ジェイクの弟ジョーイ役にジョー・ペシ。彼はなんとなくキレるイメージが強いので、今回はおとなしいなあと思って観ていたら、レストランの喧嘩シーンでやっぱりハンパないキレっぷりを披露していた(笑)。
印象に残ったのは、年をとったジェイクが鏡の前で「波止場」のマーロン・ブランドのセリフを暗誦するシーン。あの作品の中でブランド演じるテリーは八百長をさせた兄に不満をぶつける。ジェイクはテリーの気持ちが痛いほどわかったんでしょうね。
ところでこの作品、1980年代作品なのにモノクロ映像。それがかえって時代を表現するのに一役買っていたような気がしますね。
(DVD)
監督/マーティン・スコセッシ
出演/ロバート・デ・ニーロ
ジョー・ペシ
マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロの黄金コンビの作品。
1940年代。ボクサーのジェイク・ラモッタ(ロバート・デ・ニーロ)は、才能がありながらも世界タイトルに挑戦するチャンスを得られないでいた。大物の元締めがタイトル戦と引き換えに八百長を持ちかけ、彼は承諾する。ようやくチャンスを得てミドル級チャンピオンに輝いたジェイクだが、その後、彼の人生は転落していく・・・というストーリー。
ストーリーは、ボクシングと男の嫉妬の繰り返しでどうってことないのですが(←言いすぎ?)、何と言っても”デ・ニーロアプローチ”という言葉まで生み出したデ・ニーロの役作りでしょう。若き日のジェイクは引き締まったいい身体をしているけれど、年を取ったジェイクはブヨブヨしていて若い時の姿は見る影もない。この体重の増減は恐るべし、という感じ。最近の俳優では「マシニスト」のクリスチャン・ベールや「モンスター」のシャーリズ・セロンがそれにあたりますね。でも、1本の作品の中で増減を見事なまでに見せ付けたデ・ニーロは凄いとしか言いようがないですね。
ジェイクの弟ジョーイ役にジョー・ペシ。彼はなんとなくキレるイメージが強いので、今回はおとなしいなあと思って観ていたら、レストランの喧嘩シーンでやっぱりハンパないキレっぷりを披露していた(笑)。
印象に残ったのは、年をとったジェイクが鏡の前で「波止場」のマーロン・ブランドのセリフを暗誦するシーン。あの作品の中でブランド演じるテリーは八百長をさせた兄に不満をぶつける。ジェイクはテリーの気持ちが痛いほどわかったんでしょうね。
ところでこの作品、1980年代作品なのにモノクロ映像。それがかえって時代を表現するのに一役買っていたような気がしますね。
(DVD)
by mayumi-68
| 2009-11-03 14:30
| ラ・ワ行