2009年 12月 18日
「倫敦から来た男」 |
2007年/ハンガリー、ドイツ、フランス
監督/タル・ベーラ
出演/ミロスラヴ・クロボット
ティルダ・スウィントン
・・・今まで映画館で観た映画の中で、一番観ていることが辛かった作品かもしれない。ショッキングなシーンがあるわけではなく、ただひたすら長回しの映像を観ていなければならないという点で。観客にここまで忍耐力を要求する作品とは思わなかったわ。
海の側にある制御室から毎晩港を駅を見下ろしている鉄道員のマロワン。そんなある夜、彼はロンドンから来たブラウンが犯した殺人現場を見てしまう・・・というストーリー。
映像は美しい。夜霧の波止場や部屋に差し込む光など、切り取った絵画のよう。でも、ただひたすら長回しはさすがに飽きるのよ!ほとんど動かない画面をジーッと見つめていなきゃならない苦痛といったら!あまりにも辛いのでしばらく目を閉じて、再び観たらまだ同じ画面だったということが何度もあった。もちろん、睡魔にも襲われました。周りの人も何人も寝てた。
正直、ストーリーなんてないに等しい。あまりの長回しに何の話だったか忘れてしまうぐらい。たとえ「映画を観る目がない」と言われても構わない。最高に退屈だった。138分もある作品だけど、ハッキリ言って1時間程度で終わる内容。あの意味のない長回しが本当に無駄!長回しだったらオーソン・ウエルズの「黒い罠」の方がよっぽど秀逸。あれこそ本物の「長回し」でしょ。
自分が理解できない作品を「駄作」と切り捨てるのは浅はかだとはわかっているけれど、この作品を「高尚だ」とありがたがるのもなんだかな、と思う。私は”わかったフリ”をするのが一番嫌い。映画として面白いか、つまらないか。私の判断基準はそこだから。もうこの監督の作品は観ないと決めました・・・。
(シアターイメージフォーラム)
監督/タル・ベーラ
出演/ミロスラヴ・クロボット
ティルダ・スウィントン
・・・今まで映画館で観た映画の中で、一番観ていることが辛かった作品かもしれない。ショッキングなシーンがあるわけではなく、ただひたすら長回しの映像を観ていなければならないという点で。観客にここまで忍耐力を要求する作品とは思わなかったわ。
海の側にある制御室から毎晩港を駅を見下ろしている鉄道員のマロワン。そんなある夜、彼はロンドンから来たブラウンが犯した殺人現場を見てしまう・・・というストーリー。
映像は美しい。夜霧の波止場や部屋に差し込む光など、切り取った絵画のよう。でも、ただひたすら長回しはさすがに飽きるのよ!ほとんど動かない画面をジーッと見つめていなきゃならない苦痛といったら!あまりにも辛いのでしばらく目を閉じて、再び観たらまだ同じ画面だったということが何度もあった。もちろん、睡魔にも襲われました。周りの人も何人も寝てた。
正直、ストーリーなんてないに等しい。あまりの長回しに何の話だったか忘れてしまうぐらい。たとえ「映画を観る目がない」と言われても構わない。最高に退屈だった。138分もある作品だけど、ハッキリ言って1時間程度で終わる内容。あの意味のない長回しが本当に無駄!長回しだったらオーソン・ウエルズの「黒い罠」の方がよっぽど秀逸。あれこそ本物の「長回し」でしょ。
自分が理解できない作品を「駄作」と切り捨てるのは浅はかだとはわかっているけれど、この作品を「高尚だ」とありがたがるのもなんだかな、と思う。私は”わかったフリ”をするのが一番嫌い。映画として面白いか、つまらないか。私の判断基準はそこだから。もうこの監督の作品は観ないと決めました・・・。
(シアターイメージフォーラム)

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by mayumi-68
| 2009-12-18 19:00
| ラ・ワ行
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Comments(1)